一昨日「若い世代のリメイク」という夢物語をお話ししましたが、もう一つ私が妄想していることがあります。
それは、今このリメイクシリーズに望むことです。
先日、にわかに復活篇を見直そうという動きがツイッター上であった際、復活篇を嫌うファンの方々に反発が見られましたので、今回の記事は反発覚悟の記事ということになります。
私の復活篇に対する考え方をご説明いたします（ディンギルっぽく）。
• 復活篇は、駄作である
• しかし、復活篇で描こうとした物語の中には、ヤマトシリーズが避けては通れない問題がある
• だからこそ、復活篇をリメイクして欲しい
こういう論法で、私は以下のように、リメイクシリーズが「こうなったらいいなぁ」と思っています。
宇宙戦艦ヤマト220? 完結篇
まず、2199から続く「沖田艦長」「古代進」の物語は、2202の続編である完結編のリメイクで一旦完結とします。
この「完結編のリメイク」は、ヤマトⅢをベースに新たなる、永遠に、完結編の要素も盛り込んだような、2199への原点回帰かつシリーズ最終作に相応しい物語になって欲しいです。
スタッフは、2199のスタッフに再登板していただいた方が良いでしょう。
というのも、ヤマトⅢの物語は大きな目的こそあれど基本的には「冒険」の物語であり「脱線」の物語でもあります。
見知らぬ星から星へ旅をしていく…その点では、2199のようにある程度、宇宙の全体像を把握した上で、きちんと科学考証がされていることが望ましいと思います。
実は2202、2199より設定がきちんとしていないだの何だのと言われてはいますが、物語の特性（大きなストーリーが中心にあって、それを散りばめていく）からして、2199のような贅沢なアプローチはあまりに非効率的だと思いますし、2199と同じだけの設定考証をした所であまり意味がないと思います。
しかしヤマトⅢのリメイクとなれば話は違います。航路図もはっきりしないような絵作りでは、未来の海洋冒険ものとしてはイマイチですよね。
さて、この「リメイク版第3作」によってシリーズが完結した暁には、是非復活篇に「復活」していただきましょう。
宇宙戦艦ヤマト2220 復活篇
宇宙戦艦ヤマト222?
宇宙戦艦ヤマト222?
復活篇のリメイクで中心に描かれるのは「古代艦長」そして「新乗組員」の物語です。
その種まきを「ヤマトⅢリメイク」でやっておくのもいいかもしれません。
復活篇が描こうとして、描ききれなかった「古代艦長」「世代交代」の物語を、是非リメイク版で、描ききって欲しいと思います。
復活篇は、そのままリメイクした所で本当につまらない作品です。なので根本的な、それこそ福井晴敏レベルの強力な作家を3部作全体の舵取りに据えて、こちらは2202の中心スタッフの皆様に再登板していただきます。
2520のネタを取り入れても良いかもしれませんね。
このスターウォーズばりの「ヤマト6部作」をリメイク版として完成させることが出来れば、時代がまた「新たなヤマト」を作ってくれるでしょう。
だらだらと続編群が続いた旧作と同じ轍を踏まない為にも、きちんと○部作方式でコントロールして欲しい、というのもあります。
「旧作ヤマト世代」が作り上げたリメイク6部作を観て、育った「リメイクヤマト世代」が作る、新作の宇宙戦艦ヤマト。
その日が来るのを楽しみにしています。
と、上から目線&人任せにしまくりの妄想を、今日は垂れ流してみました。
どれも到底実現するとは思えません（笑）
しかし（私のような荒唐無稽な妄想は論外ですが）、ヤマトファンはちょっとだけ、未来のことを見ても良い気がしています。
特に若いファンは「自分だったらこうする」などと妄想しながら見てナンボだと私は思います。
もちろん、昔からのファンの方もそうです。
「オレのアイディアの方が素晴らしいだろ！！」というのを他人に押し付けるのは良くないですが、こうして自分の中で楽しむのは決して悪いことではないでしょう。
妄想してナンボ、二次創作をしてナンボです。2199だって、極端な話そういうファンの情熱が積み重なって出来た作品なのですから。
