ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

2202、第1話の是非

最近、スマホからの投稿が多くなっています。

スマホからツールを使いこなすのは難しそうです。

なので最近は「一文を短くする」ことに気をつけています。

読みやすいでしょうか、読みにくいでしょうか。

さて、ヤマト2202を激推ししている私でも、ナンバーワンに不満なのが第1話です。

ズォーダー演説、テレサ初登場×「無限に広がる大宇宙」の流れは大好きでした。

しかしそれに続く戦闘シーンがどうも不満です。

ゼルグートの紋様がどうとか、板がどうとか、戦闘シーンが薄っぺらいとかそういう問題ではありません。

結局、あの艦隊戦は何をやりたかったのか。

拡散波動砲で戦況が一変し「茶番だ」というのは描かれています。

しかし小説(もしくはシナリオ)を読むと、それ以上に「地球・ガミラスの同盟」についても微妙な関係性であることを描きたい側面もあるようです。

小説では、ガミラス艦隊の司令官が登場し、彼によって作戦が説明されます。

ガミラス司令官の説明に、ゆうなぎ乗員が毒づくという構図。

本編でもガミラス・地球の軍産関係者が登場していますが、本来この共同作戦はもっと両国の微妙な関係を描きたかったようです。

しかし実際に映像化されたものでは、淡々と進む共同作戦と突然の古代進無双。

そして、絵の使い回しと思われてしまいそうなカットバック。

古代進無双のシーンは「戦闘機乗りなんだぜ」というシナリオのセリフがありません。

カットバックでは「どうして俺はこんなこと(戦争)をやっているんだ」という心情描写は観客の解釈に委ねられます。

正直あのシーンで古代のやるせなさを感じろというのはかなり難易度が高いですよね。

シナリオで描きたかったことよりも絵的な派手さが優先された結果でしょうか。

古代君が沖田艦長の影を背負う演出が必要なのに無双シーンで古代守と重ねてしまうなど、アプローチは間違えてはいないのですがちょっとズレています。

2202の冒頭シーン。これは次世代のリメイクで改善すべき要素でしょう。