トロロッソのバーレーンGPにおける躍進には、ホンダも大きく貢献しました。
そこで、レッドブル・レーシングとの来季を期待する声もちらほらと出始めました。
もちろん、ホンダのパワーユニットが「レースを戦える」だけの力を持っていることは確かです。
しかし現実として、開幕戦で壊れたコンポーネントがあること、既にそのコンポーネントは2基目を投入していることを忘れてはなりません。
ルノーとホンダは、現実的に年間3基は難しいとのことですから恐らく4基でシーズンを終える、ということが最低の目標になると思います。
4基となれば、最低でも5レース、あるいは6レースを同じコンポーネントで走らなければなりません。
開幕戦から使っているコンポーネントはあと4レース、バーレーンからのものはあと5レースを走り切ることが目標です。
ポイント圏内をうかがうパフォーマンスを維持しつつ、いかにパワーユニットを労わるか。
この新たなる戦いを前にして、ファンが浮かれるにはまだ早いと思います。
しかし、これは悪い意味ではありません。
挑戦はこれからなのですから。
レッドブルの厳しい視線に晒されながら、イタリアンチームと共に挑むナンバーワンに向けた戦いは、今再びゼロからスタートしたのです。
追加:余談ですが、トーチュウ大見出しの『ホンダ4位』に辟易しました。(詳細は過去記事をお読みください)