と聞いた時、皆さんはどのようの反応をされたでしょうか。
ちなみに私は、全く驚きませんでした。
恐らくヤマトファンの方も、多くはそうだったのではないでしょうか。
何故ならば、デスラーは「さらば」「2」にも登場する人気キャラだからです(笑)。
しかも、2199では彼の目的もイマイチ不明のまま……。
2199の宿題として残ってしまったデスラーの存在と、人気キャラクターという現実。
2199の続編に彼を出さない理由はありません。
そこで個人的に不安に思っていたのは、彼の登場する理由付けです。
特に「人気キャラクターだから」出しました、というのは、絶対に本編で透けて見えてはいけない部分です。
そのために、彼をどう活かすか。
都合よく彼を登場させることを誤魔化す(言い方悪いですが)ためには、彼をしかるべく活躍させることが何より大切だったのです。
無論その真価は第五章を待たないと何も言えませんが、第四章の段階で、彼の扱いについては示唆されています。
デスラーは、ヤマトと同じ「テレサに呼ばれし者」として、テレザートに姿を現しました。
「テレサに呼ばれし者は、あるべき未来に従って為すべきを為す」
つまりデスラーもまた、ヤマトクルーと同じく「あるべき未来に従って為すべきを為す」者。
テレザートとは、この2202において物語の中核にあった存在です。
ここにデスラーを絡めてきたのは、2202にとってのデスラーを「客寄せパンダ以上の存在」にしようという試みに他ならないと私は思います。
福井さんによるこの「デスラー」という存在への挑戦を、しかと見届けたいですね。
個人的な予想では、大いなる和とデスラーが関係してくるのだろうと漠然と考えていますが……。