ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

【雑感】ヤマトマガジン創刊号に登場する小林誠メカについて【ネタバレ】

こんにちは。ymtetcです。

まずはお知らせが2点あります。

  1. 「またもや炎上する小林誠」を簡単に書き直しました。
  2. 「アポロノームにまつわるコメントに返信します」の記事に対するコメントに返信しています。
  • 1点目について

ymtetc.hatenablog.com

あまりにも「またもや炎上する小林誠」へのアクセスを多くいただいているので、恐る恐る「小林誠」と検索したところ、まさかの1ページ目でこの記事が登場してしまっていました。愚痴で書いた記事ですので、感情があふれ出ているなりの良さがあるかもしれませんが、これはあまりにもあんまりだと思いましたので、簡単に書き直しています(リライト、というやつです)。炎上当日に書いた生々しさはなくなりましたが、より読みやすくなったかと思います。

  • 2点目について

昨日以下の記事のコメントに返信しました。「通りすがり」様のコメント含めて興味深い議論になっているかと思いますので、是非ご覧ください。

ymtetc.hatenablog.com

では、今日の本題に入りましょう。

今日は、先日多くの方に届いたと思われる「ヤマトマガジン」を取り上げます。

といっても、今日は掲載されているメカ・デザイン関連の記事に絞って、私の雑感を述べていくことにしています。

  • 総評

普段副監督ネタバレに触れているせいか、画像を見てもあまり「ネタバレ!」という感じはしませんね。それでも、副監督が画像でネタバレしている以上の内容が掲載されているので、画像でのネタバレは彼なりに自制しているんだな、といった印象です。

また、画像と共に掲載されているキャプションは本編の展開を期待させるような表現に終始しているため、あまりネタバレ感がないというのも言えます。思い返せば、副監督は画像では決定的なネタバレをしませんが、文章でとんでもないネタバレをやらかすことが意外と多いですよね。様々に行われてきた副監督ネタバレの中でも、改善すべき点を一点だけ挙げるとすれば、ここかもしれません。

それではこのあと、一つずつメカや美術を見ていくことにしましょう。

名目上、これらは全て「第六章」のメカ・美術なのですが、ここに登場するのは基本的に小林誠氏のメカ・美術です。よって記事のタイトルをあのような形にしました。

  • 波動実験艦 銀河

銀河です。もう嫌というほど見た設定画ですので、今更何か言うことがあるかと問われると、それはないのですが、一つ大きな絵で見て気づいたのが

艦橋後方に窓がある

ことでした。それにしても違和感のあるデザインだな~と思っちゃいますが、これは活躍次第でいくらでも挽回することが出来ますので、今は期待しておきましょう。

ちなみにプラモ販促ページの

アンドロメダ空母型などと同様のデザインラインを持つ艦上構造物

というキャプションで思わず笑ってしまいました。玉盛メカと同様のデザインラインを与えてあげて欲しかったものです。

ヤマトカラー&波動砲分割アンドロメダです。これももう、(副監督ネタバレで)嫌というほど見た画像ですね。副監督が「山南スペシャル」と呼んでいるアンドロメダです。こちらは初期アンドロメダ級の5隻とは違い後出しで提示したものだとか。

個人的には、面白いチャレンジだとは思います。ただ、アンドロメダは明確に洋上艦艇のシルエットではないので、そこに違和感を覚えますね。

黒い髑髏アンドロメダです。噂通り、大量に出てくるらしく。恐らくこれは自動戦艦でしょう。聖書の一節にどこまで深い意味があるかはまだ見えませんが。AI=アイの戦士たちというもう一つの側面が第六章にはあると思いますので、そことの関連で登場するのだと思います。髑髏は完全に悪ノリなのでやめて欲しかったですね。

しかしながら、アンドロメダブラックというネーミングは好きです。

ノイなんとかです。誰が乗る、とかはもう副監督がネタバレしてますんでそちらをどうぞ。ついでに飛ぶ理由のノイ回もお勧めしておきます。あそこに書いてある、とあるキャラクターのセリフが好きなんです。

私は割とこのカラーリングが好きなので、それはそれでいいのですが、やはり設定画で気になるのは「ガミラス感」のなさでしょうか。もちろんガミラスのエンブレムがついていたり、ガミラス語が散りばめられていたりするのですが、船体は基本的にアンドロメダ空母ですから何とも違和感があります。

ここは、副監督の模型同様に算段空母()のパーツを組み込んでほしかったですね。カラーリングだけでなく、メカニックとしての共同開発感が欲しかったです。

死に場所を求めて飛ぶ加藤のブラックバードです。コスモゼロにCT1のミサイルを組み込んだデザインですね。言い換えればコスモパルサーのミサイルなんですけど。

ちなみに無人の戦闘機は既に登場しています。アポロノーム搭載のコスモファルコンがそうみたいです。愛に囚われる「ヒト」と、愛に囚われない「AI」、その狭間のガトランティスという物語の枠組みが見えてきそうですね。

  • 赤いヤマト

沈没戦艦に先祖返りしてしまったかのような赤いヤマトです。第六章の「世界が変わる」キービジュアルにも登場しています。

何がどうなってこの色になってしまったのかよく分かりませんが、違和感を覚えるのは、赤く錆びたようにダメージ加工されているのに船体に大きな損傷がないことです。これは制作が進むにつれてダメージが追加されるのか、あるいは赤色はダメージでついたものではなく他の理由でついたということなのか、まだよく分かりませんね。でもこの錆色でノーダメージはちょっと変に見えちゃいます。現時点では。

最後は美術です。ページ上部にある二枚の画像は、何となく「都市」なのかなという印象です。下部にある二枚の小さめの画像はシャンブロウ(星巡る方舟)の意匠に近いように感じられますね。無論、シャンブロウも小林デザインなので当然ですが。

シャンブロウといえば、左下には都市帝国を横倒しにした画像が置いてありますが、結構こう見るとシャンブロウの全体像に近い感じがします。コウノトリの登場も含めて、この辺りは映画『星巡る方舟』チックな画面になるかもしれませんね。

  • 最後に

以上で終わりです。

第六章の先行カットについてもまた記事にしたいと思いますが、「赤いヤマト」でも制作途中の本編カットが出ていますし、これだけカットが揃っていれば近日中に30秒の「特報」が見られそうですね。個人的には「銀河のテーマ」をもっと聴きたいです。まだ第19話予告でイントロが流れただけなので。

記事を書くにあたって、マガジンの新設定ページを見ていて感じたのですが、最近麻痺してきたのか、小林デザインの違和感も、第一印象で拒否感を覚えるのではなく、ひとまず飲み込むことが出来るようになってきました。そこは観客としてポジティブに捉えていこうと思います。