ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

「私の2202座標」――2202は2199の続編なのか

こんばんは。ymtetcです。

お察しの方もいらっしゃるかもしれませんが、私は連載ごっこが好きです。

ということで、さかのぼること、私の人生二番目の記事から、連載ごっこを始めていきたいと思います。

ymtetc.hatenablog.com

なぜ「ごっこ」なのかと言いますと、ゴールを決めていないからです。よって連載というよりは、日々思いついた記事をテーマ別にタグ付けしていく感覚に近い。それでも雰囲気は「連載」でありたい、ということで「ごっこ」なのです(笑)。

さて、上述の記事における「2202は2199の続編なのか」を読んでみると、ここでの結論は「人それぞれ」でした。この結論は今回も踏襲したいと思います。「2202は2199の続編なのか」という問いに客観的な答えはなく、強いていうならば「人それぞれ」が客観的な答えでしょう。

では、この問いそのものについては次回述べてみることにして、今日は皆様の思考に役立つような枠組みを紹介してみたいと思います。ここで、今日の記事タイトルを顧みましょう。

 「私の2202座標」

昨日ツイッターで「私の政党座標」がトレンド入りしていました。比較的昔からある診断サイトで、これまでも度々トレンド入りしています。

これを見ていて、ある枠組みを思いつきました。

それは、「2202は2199の続編なのか」そして「2202は2199より優れているか」という問いに対する自分の立ち位置を明らかにすることに役立ちそうな枠組みです。

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この(5分で作った)コラージュ画像をご覧ください。私自身がドの付く文系なので、不備もあるかもしれませんが、説明していきます。

私の周囲を見回すと、2202と2199を比較する際、こんな立場の意見が見られました。

  • 2202は2199の続編ではないし、2199より劣る
  • 2202は2199の続編だが、2199より劣る
  • 2202は2199の続編だし、2199と変わらない
  • 2202は2199の続編だが、2199より優れている
  • 2202は2199の続編ではないし、2199より優れている

それぞれについて解説しますと、

  • 2202は2199の続編ではないし、2199より劣る

この立場の人は、上記画像で言えば第3象限に位置づけられます。ここで言う「優劣」は、ひとまず主観で構いません。「2199より劣っているから、2202は2199の続編ではない」という立場とイコールにも見えますが、厳密に言えば違います。「2202は2199の続編なのか」と、「2202は2199より優れているか」という問いは、それぞれ別々の問いだからです。

  • 2202は2199の続編だが、2199より劣る

この立場の人は、上記画像の第4象限に位置づけられます。ちなみに私はこの立場です。「2202は2199の続編である」と考えていますが、作品としての質に目を向ければ「2202は2199より劣る」と言わざるを得ないと考えています。「二期でクオリティが落ちる、なんてことはよくあるし、2202もその一つ」というのが、私の解釈です。

  • 2202は2199の続編だし、2199と変わらない

この立場の人の座標は、横軸上(正)にあります。作品の質について、「2202と2199は同等である」と考えているか、もしくは「みんなちがってみんないい」と考えている人が当てはまるでしょうか。

また、これは定かではありませんが「2202と2199の比較なぞしたくない」と考えている人もここに当てはまるかもしれません。

  • 2202は2199の続編だが、2199より優れている

この立場の人は、上記画像の第1象限に位置づけられます。「2202は2199の続編である」と考え、作品の質でも「2199より優れている」と考えている人です。私がこれまで見てきた人の中で言えば、「2199で抱いていた不満が、続編の2202で改善された」と考えている人などがここに当てはまります。

  • 2202は2199の続編ではないし、2199より優れている

この立場の人は、上記画像の第2象限に位置づけられます。「2202は2199の続編ではない」と考え、作品の質では「2199より優れている」と考えている人です。こんな人いるの?と疑問を抱かれた方もいらっしゃるでしょうが、います。私がこれまで見てきた人の中で言えば、「否定したいほど大嫌いだった2199を、素晴らしい2202が否定してくれた」という方がここに当てはまります。つまり、「2199から2202」における改変を「2199の否定」と捉え、その文脈で2202を絶賛しているという方です。ここでは2202は2199の続編ではなく、2199を否定する新たな作品として認識されています。

 

ここまで、私の身に覚えがある範囲で書いてきましたが、画像を見ていると、こんな立場の人も加えることが出来るかもしれません。それは、「横軸上(負)」に座標が位置づけられる人たちです。いわば「2202は2199の続編ではないが、2199と変わらない」。いまいち想像がつかないので説明しがたいのですが、作品の質以前の段階で「2202は2199の続編ではない」と断じていれば、ここに当てはまるかもしれません。これは次回の記事でも述べることなのですが、例えば「出渕さんが総監督ではない時点で、いかなる内容であっても2202は2199の続編ではない」とする立場の人がいれば、ここに当てはまる可能性もあります。

また、「縦軸上」に座標が位置づけられる人が果たしてどんな立場の人なのか、いまいち自分なりの答えを出せなかったので、ここは空白としました。

文系の限界かもしれませんね(あまり文理の区分は好きではないのですが)。

今日紹介した枠組みも、抜け穴はたくさんありそうなのですが、これが何かのヒントになればと思います。

「私の政党座標」のように2199と2202に関する様々な質問を用意して、問いに答えていけば「私の2202座標」が分かる、なんてシステムを作っても面白いかもしれませんね(私にはできませんけど)。

では、次回は「2202は2199の続編なのか」という問いそのものについて考えてみましょう。