ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

2202が「次につながるヤマト」であるために必要なこと

こんばんは。ymtetcです。

はじめに

羽原監督が、2202の仕事を引き受けた際に「次につながる物語を」と注文されたお話はここで何度か紹介しました。

2202の現状を見ると、予算に対してどこまで回収できているかは定かではありませんけども、少なくとも続編の製作を楽観視できる状況とは到底思えません。

そこから、復活篇のように急遽「完結」させるという可能性も否定できません。

しかしながら、それを行うには膨大なリソースが必要です。よって、2202自体が「次につながる物語」であることに変わりはないと予想します。

続編製作における障壁

上記を前提とした時に見えてくるのは、第五章までの2202において、製作される余地が残されるべき続編を制約してしまうような「障壁」があるということです。

それは、以下の二つ。

  • ガイゼンガン兵器群
  • 時間断層

これら二つの要素は、2202において「兵器のインフレーション」を起こしており、従来のヤマト作品に存在した「バランス」を崩しています。続編製作にあたっては、これが障壁となるでしょう。

障壁は取り除かれなければならない

これらの障壁は取り除かれなければなりません。何故ならば、バランスを乱しているこの二つの要素が存在する限り、その後のヤマト世界もバランスを崩したまま進んでいくしかないからです。仮に続編が出来、2202から再びスタッフが入れ替わった時、そのスタッフはこの二つの要素の扱いに苦労することでしょう。

ガイゼンガン兵器群は消えども

単に時間の進み方が違うだけの時間断層よりも、無尽蔵に兵器が湧いてくるガイゼンガン兵器群の方が厄介です。しかしガイゼンガン兵器群は、ガトランティスと共に消えゆくはずです。

それでも時間断層が残る限り、地球は宇宙において圧倒的優位性を持ちます。そんな制約下で物語を作るとなると、パワーバランスを均衡化するためには「ポスト・ガイゼンガン兵器群」を作るか、あるいは何らかの方法で時間断層を消失させるしかありません。

2202で始末をつけるべし

「次につながる物語」といいながら、こんな厄介な代物をそのままにして完結させることは許されません。そのことは、2202スタッフもよく分かっていると思います。

幸か不幸か、時間断層は彼ら2202スタッフが作り出したファンタジーな代物です。消す理屈も流れも2202スタッフがそれなりに考えて決めれば良い。

最終盤で、これらの要素をどう始末するか注目していきたいと思います。

ちなみに、例の「お経ドレッドノート」こと《ラボラトリーエピメテウス》が、これらの始末、そして2202の完結に関わっていくのでは?という説もあります*1

一応「色即是空 空即是色」の意味を考えておられるサイトのリンクをいくつか貼っておきますね。参考になると思います。

『般若心経』を現代語訳するとこうなる - 存在が存在することの意味を説くお経 - - 禅の視点 - life -

色即是空の教え「般若心経」の解説 - 現代に伝わる空の哲学 - 648 blog

色即是空 空即是色(般若心経)の意味深さに心が軽くなります

般若心経の一つ、色即是空 空即是色を分かりやすく説明できる方いらっしゃいま... - Yahoo!知恵袋

「縁起」ですか。加藤がこの物語に巻き込まれているのも、皮肉ですな。

*1:正直、勘弁して欲しいのですが