こんばんは。ymtetcです。
第六章へ向けた宣伝の一環として、日々色々な記事が出てきています。
いよいよ来週末には、第六章を観ているんですねぇ。色々とネタバレなしの感想を見ていますが、高評価な部分低評価な部分、どちらもこれまでの延長線上にあるようです。キープコンセプトで、最後まで走り切ると。この際ですから、それもいいでしょう。
さて、この間のPVの振り返りもしたいのですが、とりあえず最近出てきた記事として、今日はこれを取り上げたいと思います。
宇宙戦艦ヤマト2202:CG制作の裏側 戦艦一隻に4カ月 迫力の映像を支える職人技 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
目次
記事の内容
この記事の内容自体はシンプルです。
- CGモデル作りは大変
- 銀河はこんな感じ
- たまに嘘ついてます
と。まあこれまでに読んだことのあるような内容だと思います。
写真特集がすごい
この記事ですごいのは、添えてある写真特集です。
恐らく保存は出来ないようになっているのですが、それでも十分なほど、すごい内容です。本来なら、パンフか設定資料集に載せるべき情報なのではないでしょうか。
2202ヤマトデザイン画
【写真特集 1/31枚】宇宙戦艦ヤマト2202:CG制作の裏側 戦艦一隻に4カ月 迫力の映像を支える職人技 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
最初に掲載されているのは、2202ヤマトの設定画です。
これは既にパンフへ掲載されていたものですね。
銀河デザイン画
今回のメインはこちらです。
【写真特集 4/31枚】宇宙戦艦ヤマト2202:CG制作の裏側 戦艦一隻に4カ月 迫力の映像を支える職人技 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
まず、副監督のイメージ画が掲載されています。
申し訳ないお話ですが、ツイッターで散々見たやつですね(笑)。
【写真特集 7/31枚】宇宙戦艦ヤマト2202:CG制作の裏側 戦艦一隻に4カ月 迫力の映像を支える職人技 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
次いで、副監督による銀河ディティール指示表です。恐らくこれらの指示に基づいて、玉盛さんによる修正・ディテールアップが行われたのではないでしょうか。
【写真特集 9/31枚】宇宙戦艦ヤマト2202:CG制作の裏側 戦艦一隻に4カ月 迫力の映像を支える職人技 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
ここから数枚の画像が、おそらく玉盛さんによる設定画です。
まず「3Dモデル修正指示①」として、銀河のドーム支柱の間隔が修正されています。
恐らく副監督による3D画だけでは、本編中の見た目や立体化した時の見栄えに問題があるのでしょうね。ここでは、「見た目で均一になるように」窓枠が調整されています。そして、窓枠にはディテールアップも指示されています。2202のメカは「手描きでディテールアップはせず、予め3Dにディテールを盛り込む」という方針で描かれていますが、そのための作業がここに垣間見えますね。
【写真特集 10/31枚】宇宙戦艦ヤマト2202:CG制作の裏側 戦艦一隻に4カ月 迫力の映像を支える職人技 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
【写真特集 11/31枚】宇宙戦艦ヤマト2202:CG制作の裏側 戦艦一隻に4カ月 迫力の映像を支える職人技 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
「②」「③」における修正点を挙げることはしませんが、設定画を埋め尽くすほどのディテール指示がされています。特に「窓」に関しては修正点が多いですね。窓が多い船ですから、ここを間違えると全体イメージとしておかしくなってしまうのでしょう。
【写真特集 12/31枚】宇宙戦艦ヤマト2202:CG制作の裏側 戦艦一隻に4カ月 迫力の映像を支える職人技 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
そして、私のイチオシイラストがこれです。いかにも玉盛さんという感じのタッチで描かれた銀河です。
玉盛さんのイラスト、質感が好きなんですよね。もちろん専門的なメカデザインの観点から見ればそれ以外にも価値の沢山あるイラストなんでしょうが、素人の私から見れば、とにかく質感、そしてイラストから漂ってくるリアリティこそ魅力なんです。
そういった意味で、ある種「おかしな」デザインだなと思っていた銀河を、玉盛さんのリアリティのあるタッチで見られたのは嬉しかったです。
プラモの箱絵になっている麻宮さんのタッチとも、また違うんですよねぇ。
波動実験艦 銀河 いよいよ発進!!! - ホビー事業部の開発ブログ
麻宮さんの方は「鉄っぽさ」が強い感じがしますね。これもかっこいいですが。
【写真特集 13/31枚】宇宙戦艦ヤマト2202:CG制作の裏側 戦艦一隻に4カ月 迫力の映像を支える職人技 - MANTANWEB(まんたんウェブ)
この写真特集はその後、銀河の設定画からCG制作中のコスモタイガー、石津さんによるカラクルム級の設定画へと続いていきます。
CG制作の職人技、というタイトルでしたが、私は正直玉盛さんの職人技にばかり注目してしまいました。
とはいえ、サブリメイションがこれまで行ってきた仕事も評価すべきことだと思います。
特に素晴らしいなと思うのは、第一章から今日に至るまで、毎章成長を続けてきたことです。第一章の艦隊戦と第五章の艦隊戦を比べれば、かなりCGの使い方もうまくなりましたよね。
もしも次回作があるならば、引き続き担当して欲しいなと思っています。