こんばんは。ymtetcです。
ヤマト2202第六章のブルーレイが一般発売になりました。
そろそろヤマト界隈にも違法動画配信マンが現れる頃なので、過去記事のリンクでも貼っておきます。
改めて言えば、やはり宣伝の為に本編動画は必要と考えます。放置されてる第六章の冒頭動画も100万回再生を突破したそうです。他のヤマトPVじゃあり得ない再生回数ですよね。
第六章ならば、火星沖海戦の動画なんて良いんじゃないかと思っています。BGM『ガトランティス』と共に始まるノイバルグレイの戦闘シーンから、谷艦長とバルゼーの「さらば」対決、産地直送山南艦隊の波動砲一斉射撃まで。
ちょうど戦闘シーンの見所で、なおかつ重大なネタバレはない範囲ですから、結構宣伝効果あるんじゃないかな? と思います。
さて、今日はもう一つ過去記事のリンクを貼ります。
「復活篇の円盤は売れたのかも」という記事です。
復活篇の円盤が売れたかどうかは結局よく分からないのですが、2199の公開形式を踏まえると、「それなりに売れた」とした方が辻褄が合います。
どういうことか。
まず、復活篇の映画は大コケだったとします。
いわゆる大元として誰がお金を出しているのかは知りませんが、その人はこう考えるはずです。
──あ、ヤマトって儲からないな。
そして、2199のテレビ放送が白紙になるという流れ。2199テレビ放送が白紙になった経緯は複雑そうなので、こんなに単純ではないでしょうが。
さらに推測します。
復活篇の円盤が、他作品よりも売れている。これによって、「少数ながら一定のヤマトファンがいる」こと、「ヤマトファンには購買力がある」ことが判明する。
そして、UC方式の公開が決まるという流れ。
UC方式のメリットは、ハイクオリティな作品を映画館で提供できることです。そして、大々的な劇場公開ではなく一部の劇場での限定公開とし、重点的・効率的に観客を動員、その場で高額な円盤を買わせる。
「数は少ないが購買力はある」ヤマトファンに、この公開方式はマッチしていると思います。
都市部の観客を映画館に動員し、少数の円盤を売りつけ、地方の観客にも円盤を買ってもらう。
そして利益が出たら、それを元手にボーナスタイムのテレビ放送。 さらに円盤が売れ、最終章の動員も増える。
完璧です。
さらに、2199の作風変遷とも整合性がとれそうです。
2199の没タイトルは「新・宇宙戦艦ヤマト COSMO LORD 2199」。ハイカラですよね。
本来の2199は、もっと若者寄りだったのではないでしょうか。
しかし、現実の2199は若者寄りな部分も残りつつ、基本はヤマト世代寄りに作られています。これは、少数のヤマトファンに向けて限定公開する上で必要になったきた方針転換であると捉えると、辻褄が合うのです。
このあたりの作風変遷については、こんな証言もあります。
小林誠 2220 on Twitter: "テレビ放映の時に若手のタイアップが多かったりあの主題歌がスイッチしたのはその頃の総監督と音楽関係のタイアップ約束が続いていたから。"
眉唾で読んでもらいたいのですが、彼曰く「初期の2199はマクロス」「音楽関係のタイアップ」「テレビ版の主題歌はその時の約束が残ってたからああなった」と。
彼は2199路線変更のきっかけをDC版に求めています。彼の証言がより真実に近いのは当然ですが、私なりに妄想で対抗してみますと、DC版よりもむしろ無印復活篇の円盤売上が2199に影響を与えたのではないかと思うのです。
当初の2199が若者寄りに作られていたとすれば、それは当然です。ヤマトファンがいないことを前提とした中でのテレビ放送をするならば、現代の新アニメとして若者に訴えた方が得策だからです。
また、従来のヤマトファンに向けた復活篇と、一般向けの実写版、若手のアニメファンに向けた2199とすれば、3作を通じて観客の裾野を広げることも期待できます。
とすれば、テレビ放送で若者向けにOPが変更されたことは、2199にとって原点回帰に相当したのと言えるかもしれません。従来のファン向けである限定公開と、本来の若者向けとしてのテレビ放送であるとすれば、棲み分けの発想としては決して悪くはないものだと思います。
その後ヤマトファンになったかどうかは別にして、UVERworldのファンに一瞬でも「宇宙戦艦ヤマト」を見せた。世界がこれだけ広ければ、あの主題歌を通じてヤマトを見るようになった人間も、一人くらいはいるはずです。