ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

【ヤマト2202】詰め込みは旧作踏襲【第七章】

こんばんは。ymtetcです。

ヤマト2202第七章の予告編が公開され、ほぼ一週間が経ちました。

予告編公開時に色々と反応を見ていたのですが、その中で「第七章にイベントを詰め込み過ぎではないか」という意見がありました。確かに、残った謎やエピソードの数を踏まえれば、ちゃんと第七章で物語が完結してくれるのか*1、不安になるのも無理はありません。

しかし、「詰め込み過ぎ」という指摘は本当なのでしょうか。

実は、旧作と比較すると、そうでもないんです。

というより、旧作『さらば』においてはむしろ、その詰め込んだテンポが魅力の一つでもありました。

さて、2202は今現在「古代とデスラーの対決」の直前まで来ています。

『さらば』では、「渦の中心核を狙え」「成功を祈る!」で有名なあのシーンですね。概念としての「好敵手」が、ファンに共有されたシーンでもあります。

『さらば』このシーンからラストシーンまでの時間を数えてみると、ちょうど約1時間でした。

2202は残す所あと4話(約80分)ですが、最終話が後日談的であることを踏まえると*2、実質あと3話(約60分)でこの物語に決着を付けなくてはいけません。

すると、両者がほぼ同じだけの尺を残していることが分かります。

しかし、2202の方が残しているイベントが多いのでは、という指摘もあろうかと思います。

キーマンに突きつけられた悪魔の選択、雪の記憶喪失、ガイゼンガン兵器群、ゴレム奪取作戦、時間断層の後始末、ガミラスの未来――

「本当に決着がつくのか」と疑ってしまうのも無理はありません。

しかし2202は、旧作『さらば』と違って既に土星沖海戦を消化しています*3

おまけに、主要なテーマ提示は二度の悪魔の選択、ガトランティスの過去、銀河エピソード、でほぼ片付いています。

第七章は、ここまでの2202で、ある意味バラバラに提示されてきた作品のテーマを結集して、登場人物たちがどのような未来を「選択」するのかを描けばそれでいいのです。

おまけに2202の場合は、全て「愛」をテーマに描かれていますから、

第六章で「人間は弱い、間違える、それがどうした」が、加藤、藤堂、山南、そして人間の弱さを肯定する一つの答えになったように*4

ゴレム奪取の最終決戦の中、古代が、ズォーダーが、そしてテレサが交わす言葉が、2202の全てを解決する唯一の答えに導いてくれるかもしれませんね。

注釈3、4に掲げた記事で考えたように、2202のドラマの作り込みに対してはある程度信頼しています。とはいえ、第七章はそのドラマの真価が問われる最終章です。

ここ次第で、評価はいくらでも変わります。尺に関しては心配しなくても良さそうなので、後は、どんなドラマを見せてくれるか、ですね。