ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

ネタバレが嫌な人は見ないで欲しい記事

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ネタバレが嫌な人は見ないでください。

なんか、ネットの怪しい広告みたいですが(笑)

とはいえ、私が心の底から「見なければよかった」と思ったこれを記事にするということですから、注意書きについてはかなり気を使わざるを得ない、というわけです。

さて、第七章の「公式ネタバレ」が、物販ページにありました。

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち

第七章劇場物販、2ページ目のとあるクリアファイルが、公式によるネタバレだと話題になっています。

私はすぐに記憶から消しましたので、実はほとんどその内容も覚えていませんし、知りたくもないのですが……。

どうしても、頭にこびりついて離れないシルエットがあります。

それが……

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心の準備はいいですか。

アナライザーです。

そもそもこの絵はミスリードで、あれは死者たちを表した絵ではない…という話もあろうかと思いますが(あるいは、実はすでに亡くなっている銀河のブラックアナライザーである、とか)、これまでの2202が「死者をオレンジ色で描く」手法をとっている以上、あれはそうであるとしか言いようがありません。

逆に、これまで2202がとってきた「死者をオレンジ色で描く」こと自体が壮大なミスリードだったとすれば感服ですが(笑)

そんなこともないと思います。

それにしても、アナライザーというのは殉死者として、何とも絶妙なラインなのです。

さらばでは犠牲になり、2では生き残った彼。

いずれの作品でも犠牲になった徳川機関長とは違い、その帰趨が注目される存在でもありました。

彼はヤマトにとって重要な存在ですから、続編の余地のために、彼ら生き残るだろうというのが大方の見方だったと思いますが……。

全ての予想を覆す、ということなのでしょう。

また、何より『さらば』における彼の犠牲は、観客にとってこの映画が「一線を超えた」映画であると認識される一つのきっかけになりました。コメディ枠の彼が戦死したことは、大きな衝撃をもって迎えられたのです。

この辺りを吟味すると、仮にこのネタバレが彼の戦死を示しているとすれば、かなり大きな意味を持ってきますよね。

どんな描かれ方で、どんなドラマの中で。そして、今度はどんな悲壮感をもたらすのか。

 

さて、なぜ私がこれを記事にしたかったかというと、予告編公開前から私がツイッターで話題にしていた、この絵に大きな意味が追加されるからです。

ymtetc on Twitter: "今日は、少し遅くなるかもしれません。… "

イスカンダルにおける2199の名シーンと、似た構図をもった、2202第七章のとあるシーン。

夕日を見つめ、一人酒を飲む佐渡先生。

隣には、銅像になった沖田。でも、

「今夜は熱燗ですね」

そう呟く彼は、もういない……。