ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

「軽視」に代わる表現を考える

 

ymtetc.hatenablog.com

こんばんは。ymtetcです。

先日、「2202は2199を軽視している」という話を書きました。

そして、「軽視」という言葉について、「軽視にはばかにするニュアンスも含まれる」という指摘をいただきました。改めて感謝申し上げます。

これは指摘の通りで、私の力不足に他なりません。「ばかにする」というニュアンスが含まれてしまうと、この言葉を用いる本来の意図であった、「双方にとっての正解である言葉(幅を取れる表現)を使う」ことができません。

そこで、色々と考えてみました。そして、個人的に最も「幅を取れる表現」だなと思ったのが

〇「重視していない」

という言葉でした。シンプルですね(笑)

この言葉を用いることによって取れる「幅」は、以下の通りです。

擁護的文脈で言えば、

  • 「2202は2199を否定(無視)していない。しかし、2202においては『さらば』の方が重視され、2199の方は重視されていない」

という感じで、用いることができます。言い換えると「優先されていない」というニュアンスになるでしょうか。

あるいは、批判的文脈で

  • 「続編であるにも関わらず、2202は『さらば』を重視し、2199を重視していない。これでは続編とは言えない」

という感じでも使えそうですね。また、前後の文脈によっては「軽視している」というニュアンスを加えることも可能です。

 

「重視していない」という表現を使うメリットとしては、「重視していない」の方が、「軽視」よりも広い意味を持った用語であることが挙げられます。

もちろん、「重視」には「大切にしている」というニュアンスが入っているため、「重視していない=大切に思っていない=軽視している」という言い換えも不可能ではありません。ですが、「重視していない」という表現には、例示したような「優先していない(比較的、重視されていない)」というニュアンスを込めることができます。

そして、「比較的軽視されている」という表現は少し違和感が残ることを踏まえると、

「優先されていない」「軽視されている」」という感覚的に異なるニュアンスを文脈によって使い分けられる、という意味で、「重視していない」という表現は使い勝手がいいのではないか、と思われます。