ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

体調不良は続く/#2 『宇宙戦艦ヤマト2199』を観る

こんにちは、ymtetcです。

体調不良が続いておりますが、決して重症ではありませんので、その点はお伝えしておきます。

ただ、本日もメモ書きの公開くらいしかできません。『2199』第2話のメモ書きです。

今日は『スターブレイザーズΛ』第3話の公開日ですね。午前11時だそうです。

宇宙戦艦ヤマトNEXT スターブレイザーズΛ - Webで漫画が無料で読める!コミックNewtype

なんとか第3話公開までに『鉄腕アダム』を読んでおきたいな、と思っていましたが、結局体調不良もあって第一巻までしか読めていません。『鉄腕アダム』の文脈も踏まえつつ読みたかったので少し残念ですが、ひとまず『Λ』の方を先に読むことにします。

 

(以下、メモ書きです。)

宇宙戦艦ヤマト2199』第2話

 

沖田たちが「わかって」動いているというところが旧作との違いか。旧作と比べると、自分(観客の一人としての自分自身)と本編との若干の温度差を感じる。自分の知らないところできっちり話が出来上がっている感覚、というべきか。旧作の場合は自分も劇中人物も「巻き込まれていく」流れがあったが、『2199』の場合は異なる。ヤマト計画発表時、沖田の大仰な芝居がかったセリフ(演技的にも試行錯誤か)への違和感は拭えないが、反面その後の土方との会話は非常に自然体なもので、対比的にすることを意図したものであることが窺える。

古代、兄への何かしらの想いがあることは分かる。

公開時は「発進まであっさりとしすぎている」との批判があったが、むしろ逆と考える。『2199』の第一話と第二話は、今思えばキャラクターに大きなドラマが発生していない(存在するように設計されていない)。例えば、本編第2話時点では、なぜ古代が戦術長を降りようとしているのかも明確ではない(引き受けた理由は分かるが)。

発進前に大きなドラマを置かないのであれば、むしろ第2話で発進どころか、第1話で発進でも構わないと考える(リメイクとして踏襲しなければならない展開があるため、現実的には無理だが)。

作品の中心となるドラマを開始するタイミングとして定番なのは、テレビアニメでいえばおおよそ第1話、第3話、第6話(もしくは第7話)であろう。例えば、近年大ヒットを見せている『鬼滅の刃』(全24話の2クール)は第5話で主人公の修行を終え、第6話から中心となるドラマを展開、第7話で「敵のボス」を登場させる。

『2199』の場合は第2話でヤマトを発進させ、物語の中核である「宇宙戦艦ヤマトの旅」を第3話で開始するスタンスをとっている。決しておかしな構成ではない(この点では『2202』の方がよっぽど変わった構成をしているが、『2202』は第7話起点のドラマだと解釈すればよいのかもしれない)。

例えば発進前のドラマに力を入れるのであれば、思い切って第6話発進でもストーリー上問題はない。問題はないが盛り上がりに欠けるので、第1話冒頭でヤマトを飛ばし、キャラクターのドラマは後から補完する選択肢もないわけではない。

が、結局それは『2199』が『宇宙戦艦ヤマト』のリメイクでないなら、の話。そんな仮定はあり得ないので、結果的には『2199』の構成が最適解なのだろうと考える。

 

久々にTV版のエンディングを観たが、心の洗われるような絵だった。