ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

ちょっと悔しい『宇宙戦艦ヤマト』概説の登場

こんにちは。今週末はどちらも奇数日ですが、偶然ながら、両日とも短文を投稿することになりそうです。

「UtaTen」というサイトに『宇宙戦艦ヤマト』の紹介がアップロードされている、と話題になっていました。読んでみましたが、これが大変素晴らしい。

作品との距離の取り方が適切で、「『宇宙戦艦ヤマト』の魅力を分かりやすく伝える」との目的を十分に果たし得る記事でしょう。

utaten.com

さて、通読されたヤマトファンの皆様には、「え、そうなの?」とか、「それは違う」とか、「これは言わないの?」あるいは「これも言いたい!」という想いを抱かれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。私がそうなので、他にもいらっしゃるかな?と思います(笑)。

ですが、これこそがファンが「布教」の際に陥る落とし穴なのだと思います。

つまり、「ファンが持っている知識の網羅」は必ずしも求められていないのです。

この文章の目的は「『宇宙戦艦ヤマト』の魅力を分かりやすく伝える」こと。もちろん嘘を書いてはいけないのですが、あまりに正確さを求め続けるあまり、周りくどい話になってしまっては目的を達成できません。

先日、『宇宙戦艦ヤマト』をほとんど知らないという方に『宇宙戦艦ヤマト』を説明する機会がありました。とても難しかったですし、(自己評価としては)あまりうまく説明できませんでした。結局愛着がありますし、知識もありますから、ああだこうだと色々言いたくなるんですよ。でもそれは、「『宇宙戦艦ヤマト』について知りたい」と思って聴いている人にとっては、必ずしも必要な情報ではないんです。

こちらの記事は「色々なアニメについて紹介します!」という文脈で、とてもシンプルに書かれています。開き直り的ですが、細かな知識の話は一旦観てもらって「ハマって」もらえたなら、その後でも何ら問題ないわけです(それさえも必要ない、との見方もできます)。まず観てもらうためには、観てもらうために必要な「魅力を伝える」という点に集中した方がよいのです。

こちらの記事はある意味、「布教」の一つのお手本だと思いました。正直、悔しいですね(笑)。こういう説明の仕方ができたらどんなにいいか。

話しすぎない。多少のデフォルメは許容する。分かりやすい言葉で伝える。今後は意識していきたいと思います。