こんにちは。ymtetcです。
『ヤマト2205』は既にアフレコ段階に入っているとのことですが、やはり制作もかなり進展してきていると思います。特報など本格的な情報公開は『ヤマトという時代』公開後に展開されていくはずなので、もう後は出すだけ、になっているものも多いと思われます*1。
今日は、現時点の『ヤマト2205』情報から、期待の持てる点について書いていきます。
〇真田の役割
『ヤマト2205』は、艦隊戦に力を入れるのではないでしょうか。
もしそうだとしたら、『2205』は『2202』で批判を受けた部分を認めながら、反省の上に立って制作されているのかもしれません。
私は、『2205』における真田の役割は、ヤマトに随伴するドレッドノート型空母「日向」の艦長だと予想しています。前回の『ヤマトマガジン』の26頁を見てみてください。同じように考えている人がいてもおかしくはないかな、と思っています。
ヤマトに主力戦艦型の空母が寄り添う構図があるとすれば、それは『ヤマト2』やプレステ版を思わせる構図です。
そしてもう一つ、プレステ版と『2199』の親和性が高い点も指摘しておかなくてはなりません。それゆえにプレステ版を意識した作劇を行うことは、『2199』ファンに対するアピールにもなるのです*2。
『方舟』の艦隊戦が概ね好評だった一方で、『2202』の艦隊戦は必ずしも好評ではありませんでした。艦隊戦は、『2202』から改善しておきたい点の一つです。そしてそのことに、ファンの声に敏感である作り手が気づいていないとも思えません。『2205』のヤマトが艦隊行動をとっているとすれば、それは『2202』で不足していた点を補おうとする意志の表れなのではないか、と私は思います。
〇「日向」の役割?
なお、『2205』のヤマトはコスモハウンドを搭載するはずです。既に公開されている設定画や3DCGでは、ヤマトの舷側にコスモハウンド用のハッチらしきものが窺えます。
『2202』ではかなり曖昧になりましたが、『2199』以来、ヤマトのデザインは、ある程度内部構造との整合性を取りながらやってきています。だとすれば、コスモハウンドを搭載する代わりに、ヤマトは何かを取り外しているはずです。そこで私は、艦載機が減らされるのではないかと思っています。
もしも「日向」がヤマトに随伴するとすれば、それはヤマトが「第三(四?)次改装」によって失った航空戦力を補うためなのではないでしょうか。
〇艦隊戦への期待
『宇宙戦艦ヤマト』の艦隊戦を盛り上げる際に重要なのは、戦術と撃ち合い、航空戦の三つだと考えています。
『2202』では、撃ち合いは十二分に描かれました。ただ、ヤマトの主砲発射の機会は意外に少なく、その点は醍醐味に欠けたかもしれません。
また戦術は、『2202』の艦隊戦が批判される大きな要因の一つでした。その点において、改善の余地のあることは明白です。
そして、実はとても重要なのが航空戦だと考えています。ヤマト世界の艦隊戦は海戦がモチーフなので、基本は平面で戦います。その際、アクセントになるのが戦闘機なのです。『方舟』の艦隊戦も、戦闘機が見事に盛り上げていましたよね。その一方、やはり『2202』の艦隊戦では戦闘機の見せ場が少なかった。『2202』以上に艦隊戦を盛り上げたいのなら、ここに力を入れることも欠かせません。
ドレッドノート型空母はかなり早くから情報が公開され、一目で玉盛さんのデザインとわかることもあってか、多くの人に好感をもって迎えられたものと思います。真田を艦長として物語の中心メカの一つになっていくのであれば、それは『2205』のメカデザインにとっていい兆候なのではないでしょうか。
また、艦隊戦の改善が期待されるのであれば、その他の『2202』の課題もまた『2205』では改められるのではないか……と、別の部分にも期待が持てますね。