ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

【ヤマト2205】旧ヤマトクルー散り散り説

こんにちは。ymtetcです。

一昨日、『2205』の新しい情報がさりげなく公開されました。『2205』では、『2202』までのヤマトクルーは各艦の艦長として、散り散りになっているのかもしれません。

発端は、『2202』公式の一昨日のツイートです。

そこでは、古代のみならず、雪も艦長服を着ている絵が、BDボックスの特典サンプルとして公開されました(副長ではという説もありますが、今日はとりあえず艦長だとしておきます)。

イラストには『2205』のロゴが付されており、また、作成年を表す「2020」と共に、結城信輝さんのサインも書かれています。『2205』の設定画であることは間違いありません。古代だけでなく雪もまた、どこかの艦で艦長を務めるのでしょうか。

なお、直接的な『2205』情報ではありませんが、以前の『ヤマトマガジン』には、前田明寿さんが「艦長服を着ている真田」の絵を寄稿しておられます。これは先日私が述べた「真田(ヒュウガの)艦長説」の根拠になりました。

こうなったら、島も艦長服を着ていそうです(笑)。実際に、『2202』冒頭では着ていましたからね。

 

こうして見ると、『2205』では、かつての中心キャラクターがそれぞれの乗艦を持っているのではないか、と思えてきます。

玉盛さんは『2205』の冒頭を「新しい日常」と表現しました。『2202』まで同じヤマトに乗っていたキャラクターたちがそれぞれの艦で仕事をしているとすれば、それは「新しい日常」と言えるのではないでしょうか。

そして、古代の乗艦がヤマトだとすれば、そこで新しい世代のクルーが活動していることも容易に想像できます。もしかしたら、北野たち既存のヤマトクルーが、戦術長などに昇格しているかもしれない……と考えると、結城さんの述べた「シリーズを通した(これまでのサブ)キャラクターの成長」にも符合してきます。

 

軍艦や艦隊のトップにキャラクター性の強い存在を置けば、戦闘シーンと連動させた人間同士のドラマが展開しやすくなります。例えば、『2199』のラング艦長、ドメル司令は好例でしょう。『2199』が「群像劇」化するにあたって、”敢えて主人公を挙げるとすれば沖田艦長”と語られていたことともマッチしますね。『2205』とスタッフが共通する『2202』で言えば、第六章の山南‐藤堂早紀‐土方のトライアングルがこれに該当します。また、こうした「パイロットのドラマ」は、福井さんの得意分野だとも考えられます。

艦長同士のドラマと、これまでの『宇宙戦艦ヤマト』が取り組んできたヤマトの艦内ドラマとを効果的に組み合わせることができれば、立体的な『宇宙戦艦ヤマト』の物語が作れるのではないでしょうか。