ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

『ヤマト』の歴史を変える?:『2199』『2202』サブスク参入

こんにちは。ymtetcです。

 『ヤマト2199』と『ヤマト2202』の「サブスク」サービスへの参入が発表されました。サブスクとはサブスクリプションの略で、今回のケースで言えば、月額の定額プランに加入することで、そのサイトに公開されているアニメや映画などを無制限に観ることのできるサービスを指します。

今日は私のサブスク体験から、『2199』『2202』参入のメリットについて考えていきます。

〇歴史が変わるかも?

『2199』『2202』のサブスクサービスへの参加は、『宇宙戦艦ヤマト』の歴史を変える大英断になるかもしれません。

今回、『2199』『2202』の参入が発表されたサービスは以下の通りです。

●配信サービス
・アニメ放題 https://animehodai.my.Softbank.jp/lp/sp/alpha/spv/index.html
dアニメストア https://anime.dmkt-sp.jp/animestore/tp_pc
Netflix https://www.netflix.com/jp/
バンダイチャンネル http://www.b-ch.com/
・ひかりTV https://www.hikaritv.net/
・U-NEXT https://video.unext.jp/

この中で私が利用しているのは「dアニメストア」(月額440円)と「Netflix」(月額最低990円)の二つです。アニメを観る時は専門サイトの前者、それ以外は後者と使い分けていますが、『ヴァイオレットエヴァーガーデン』や『2199』は現在「Netflix」でしか観ることができないので、アニメを観る上でも後者は大切な役割を果たしています。

では、このようなサービスに参入することが、『宇宙戦艦ヤマト』にどんなメリットをもたらすと言えるでしょうか。

〇入口のハードルの低さ

サブスクの一般的なメリットとして、「新規ユーザーの獲得につながりやすい」ことが挙げられています*1。これは私自身、サービスを利用しながら感じていることです。

なぜ「新規ユーザーの獲得につながりやすい」かと言えば、それは入口のハードルが極端に低くなるからです。高価なブルーレイを買う必要もなく、レンタルショップに足を運ぶ必要もありません。ただボタンを押せば再生が始まり、ただボタンを押せば再生が止まります。ディスクを出し入れする必要もなく、作品がつまらなかったらいつでも観るのをやめていい*2。このような心理的・物理的ハードルの低さが、「少し興味はあったけど観る機会がなかった」層を作品に取り込んでくれるのではないでしょうか。

〇設計された「作品との出会い」

加えて、サブスクサービスへの参入は、これまで『ヤマト』に全く興味を持っていなかった層にも作品を届けるチャンスを作ってくれると考えています。なぜなら、このようなサービスではAIやタグ付けによって、一人ひとりに最適化された「作品との出会い」が設計されているからです。

例えば、私は最近「Netflix」をもっぱら『2199』の(内容を手元で確認する)ために利用しているため、アプリの側からはSF作品やアニメ作品が多く紹介されてきます。逆に言えば、他のSFやアニメを観ている層に対して『2199』や『2202』が紹介されることも、これからは起り得ると言えます。

また、「dアニメストア」で言えばどうでしょうか。例えば、私は『のんのんびより』の記事を書いた後に『サクラダリセット』の鑑賞を始めましたが、この流れを作ってくれたのはタグ機能です。『のんのんびより』のページに付けられている「監督:川面真也」のタグをタップすると、川面監督の作品一覧に飛べるようになっています。そこから、私は『サクラダリセット』に辿り着いたわけです。

『2199』や『2202』には、「キャラクターデザイン:結城信輝」というタグが付けられるはずです。結城さんの携わっておられた『orange』や『地球へ…』にも同じタグが付けられています。そして、これはキャストも同様。このような、スタッフ・キャストを通じた横のつながりによって、これまで出会うはずのなかった人と『2199』『2202』との出会いが生まれることが、これからは起り得ると言えます。

〇メリットの方が大きい

利用者側から見たサブスクのメリットは、新しく作品を観始めることにかかるコストがとても小さい、これに尽きます。なんかいい評判聞かないけどちょっと観てみるか、とか、よく知らないけど雰囲気だけでもといった、とても軽い動機で作品を観始めることができる。そこに『2199』や『2202』が参加することのメリットは、とても大きいと私は思います。

早くからサービスに参加してしまうとBDやデジタルセルが売れなくなる懸念もありましたが、既に『2199』や『2202』は事実上売り尽している状況ですから、その点のデメリットも小さいと思われます。最近発売されたBOXには劇場公開版という付加価値がありますので、影響もそこまで受けないはずです。

また、既に『2199』や『2202』を楽しんでいる私たちにもメリットがあります。

まずは手軽に楽しめるようになること。例えば私は『2202』の第七章を手元で確認するため、BDとは別にデジタルセル版を購入していました。逆に言えば、第一章から第六章はBDでしか楽しめない。そんな問題も、今回の参入で解消されます。

そして、私が一番大きいと思っているメリットは、Netflixの字幕です。同サービスでは既に『2199』シリーズが公開されていますが、字幕付きで観るとまた作品の違った一面が見えてきます。これに『2202』が加わり、シリーズの全て(『2199』はテレビ版ですが)を字幕付きで観られるようになることで、私たちが作品を振り返る際にもまた違った体験をもたらしてくれるはずです。

といった既存ファンにとってのメリットもありますが、やはり何より、今回の参入によって、『2199』や『2202』が少しでも幅広い層(特にアニメファン)の視野に入る作品になってくれたらいいなと思います。

〇おしらせ

<コメント返信(一部)しました>

ymtetc.hatenablog.com

<サブブログ更新しました>

ymtetc2.hatenablog.com

*1:サブスクリプションモデルのメリットは?利用者と事業者の視点で解説

*2:これがレンタルDVDとなると、複数話収録されていること、またその作品を借りることそれ自体にお金を支払っていることから「もったいない」という気持ちが生まれ、半ば苦痛の中で鑑賞を続けることを余儀なくされます。また、それを避けるために、事前にレビューをチェックするようになります。そうすると、『2202』は必然的に優先度の低い作品となってしまいます。