ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

『スターブレイザーズΛ』第15話鑑賞メモ

こんにちは。ymtetcです。

今日は前回に引き続き、『Λ』の鑑賞メモを書いていきます。

comic.webnewtype.com

まずは、出来事を箇条書きにしておきましょう。

・リンネの言葉に動揺を隠せないユウ。この宇宙は何度も繰り返しているのか? トップネスは何度もセイレーネスと戦っているのか? 人類は何度も滅亡しているのか? 恐らく、命をかけて戦うための拠所を見失っているユウ

・「ミッションが終わったら真実をすべて話す」と告げるリンネ。

・ナーフディス発進

・マリナのフロストアスター

・レインのディスジャンクト

ヒューゴーサンダーストーム

・ニーナの語る「エンドレスユニバース」を思い出すユウ。動揺してか、波動砲のエネルギーチャージが安定しない。

・窮地に陥るナーフディス。今回のセイレーネスはレインと同じアビリティを持っているらしい。

・ユウは夢で見た光景を思い出す。第13話の悪夢と同じ光景。

・第15話「夢のつづき」

・ヤマトを乗っ取ろうとするセイレーネス

・「マークXを使用するな」と伝えるリンネ、その言葉をアレクセイとアビーも聞いている。

・反撃を試みるナーフディス、しかし力及ばず……

・【回想】

・ナイアに携帯をチェックされるレイン、ナイアは「ユウ」の名を見つけたらしい。

・レインはユウについて語る。親友であり、「天才クソ野郎引きこもり」である、と。そして「オレだけには話してくれた」「ちょっと言えない事情がある」と。

・さらにレインは続ける。「オレにできることってなんだろなって考えたんだ」「オレだけは死ぬまで親友でいようって……」。

・【回想終わり】

・攻撃を試みるレイン。しかし、セイレーネスはヤマトを乗っ取り、波動砲を放つ。

・レインはセイレーネスの攻撃を止めようとするが、及ばず。

・二度目の波動砲が、ヴィマーナを攻撃して……

・つづく

今回は、第13話の冒頭でユウが見ていた夢の続きを描いていました。

物語の軸は前回の第14話から継続して「レインとはユウにとってどのような存在なのか」を描いているように思います。

ところで、前回の記事でレインについて「ユウがユウ・ヤマトであることを肯定し、認めてくれる唯一の他者」と書きましたが、第15話を読むと、それを修正する必要がありそうです。

すなわち、レインは「ユウが何者であっても、ただ親友でいてくれる唯一の他者」なのではないでしょうか。何も前提条件を必要としない、ただ純粋な友情。至上の愛。ラブ・シュープリームです。

その意味で、レインはユウが現時点で持っていない、”母親(親)”の要素を持っているキャラクターなのかも、と思いました。

さて、次回の『Λ』がどんな物語になるのかは、実はあまり読めません。これまでは基本的に、非戦闘回と戦闘回の交互で展開されていましたが、今回は戦闘回がまだ続いています。次回がレイン中心になるのか、ユウ中心になるのかで、かなり物語の印象は変わってきそうですね。

例えば、次回をレイン回とするならば、「レインにとってユウはどんな存在なのか」を描くといいかもしれません。ここまでの内容で、ユウにとってレインが”かけがえのない存在”であることは分かっています。しかし、レインにとってはどうでしょう。レインには恋人がいる、レインは、ユウよりもずっと「普通な」人生を送っているように見えます。そんなレインにとって「死ぬまで親友でいよう」と思えるユウとはいかなる存在なのか。ここだけでも1話を使えるネタですよね。

『Λ』はどう出るでしょうか。