ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

【ヤマト3199】続・旧作ソング、何が流れるか?

こんにちは。ymtetcです。

『2199』では「真赤なスカーフ」、『2202』では「ヤマトより愛をこめて」、『2205』では「ヤマト!!新たなる旅立ち」「別離」が流れたリメイクシリーズ。では『3199』では何が流れるか。

以前「【ヤマト3199】旧作ソング、何が流れるか?」で”「愛よその日まで」が本命”と述べました。

そこで今日は反対に、「何が流れにくいのか」を考え、予想を深めていきたいと思います。

〇何が流れにくいのか?

これまで『2199』『2202』『2205』の三作品では、概ねそれぞれの原作における主題歌が、リメイク版でも使用されてきました。一方、過去の主題歌であっても使用されなかった楽曲もありました。

中でも、一つのパターンとして見えてきたのが「キャラクターの名前が入っている歌は使用されにくい」ということです。むしろ、キャラクターの名前が入っている歌は、今のところ一度も使用されていません。「テレサよ永遠に」「好敵手」「サーシャわが愛」「星に想うスターシャ」。人気・内実ともに十分であったであろうこれらの楽曲は、何らかの理由で使用されていないのです*1

〇なぜキャラクター名の入る曲は使用されにくいのか?

もちろん、これらの曲が使用されなかった理由は、私には分かりません。権利や予算の問題があったのかもしれません。ただ、もし仮に、これが”キャラクターの名前が入っている”ために使用されていなかったのだとすれば、その狙いは想像がつきます。

キャラクターの名前が歌に入っていると、そのメッセージ性は普遍的なものになりにくいのです。例えば「サーシャわが愛」は、親から子への愛を歌った曲ですが、「サーシャ、サーシャ」と歌いかけることによって、”スターシャからサーシャへの愛”を歌った楽曲になってしまい、”親から子への愛”を歌った楽曲として解釈されにくくなるのです。リメイクシリーズは、そうした劇中世界に閉じてしまうような楽曲を使用することに、消極的であったのかもしれません。

〇何が流れるか?

『ヤマトよ永遠に』『ヤマトⅢ』を彩った「星のペンダント」「愛の生命」「愛よその日まで」「銀河伝説」「ヤマトよ永遠に」「おもかげ星」のうち、キャラクター名が入っている楽曲は「おもかげ星」のみ。ここまでのパターンから予想するなら、「おもかげ星」が流れる可能性は低いと言えそうですね。一方、それ以外の楽曲は、いずれも流れておかしくない楽曲と言えます。

今回が『ヤマトよ永遠に』であることを踏まえると、やはり「愛よその日まで」は外せないでしょう。しかし私は、そこにもう一曲、サプライズ的に「ヤマトよ永遠に」が加わってもいいのではないかと考えます。「星のペンダント」「愛の生命」「銀河伝説」は物語の内容とのリンクが必要になりますが、「ヤマトよ永遠に」は比較的、内容との結びつきが薄くても成立する楽曲と言えます。何より、(元は『Ⅲ』で使用された楽曲とはいえ)『ヤマトよ永遠に』の主題歌が「ヤマトよ永遠に」である、という構図は、傍から見て極めて健全に見えるからです。

*1:特に「テレサよ永遠に」のテレサ観は、『2202』のテレサにはぴったりだったと思うのですが……。