こんにちは。ymtetcです。
むらかわみちおが手掛ける『宇宙戦艦ヤマト2199』公式コミカライズが 12/16 に連載再開決定⚓
— 宇宙戦艦ヤマト2205製作委員会 (@new_yamato_2199) 2022年11月3日
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ついに、むらかわさんの『2199』コミカライズの再始動が正式発表されました。
前回は「歓喜」と題して期待を書きましたので、今日は反面、懸念するポイントについて考えていきたいと思います。
私が懸念しているのは、「既出のリメイクシリーズとの整合性をどこまで求められるか」という点です。
連載が止まった理由については様々な憶測が流れましたが、その一つに、「(当時公開が控えていた)『2202』の設定と矛盾している点があったから」というものがありました。これは憶測にすぎませんが、十分にあり得る理由だと私は考えています。
『2199』コミカライズがスタートした時点では、当然ながら、リメイクシリーズには『2199』しか存在していませんでした。しかし、2022年となった今は『2202』と『2205』があり、しかも両作品は『2199』とは制作体制が大きく異なります。『2199』『2202』『2205』の三作品との整合性をどこまで問われるか、ここは心配なポイントです。
私は、『2199』コミカライズにはデスラーの独自設定を期待しています。ブログを休んでいた間に『2199』本編を観直したのですが、やはりデスラー周辺の設定は詰めが甘いと感じました。むらかわさんが『2199』の時点で、どのようなデスラー像を描いていたのか、とても私は気になるのです。
しかし、デスラーについては『2202』『2205』において、福井さんたちが詳細な設定を作り上げています。もちろん、そのお仕事も素晴らしいのですが、『2199』が目指していた「狂気の独裁者」という方向性と異なるのも事実です。『2199』コミカライズであるむらかわヤマトには、『2199』が目指していた方向性の先に、どのようなデスラー像が描かれるのかを見せてほしい、そんな思いがあります。
独自解釈と再構成が売りだった「むらかわヤマト」が、後発作品である2202や2205に設定を縛られてしまうのは、大人のビジネスとしては正しくても、いちファンの感情としては賛同しかねます。願わくば、これからもむらかわさんの独自路線で、アナザーエンディングに向かって進んで欲しいものですね。