ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』完結に寄せて

2016年3月。

ドキドキしながら公式サイトを待った日。

2016年9月。

特報に踊った日。

2017年2月。

失望した冒頭10分、

予想以上の盛り上がりを見せた第一章。

 

私のヤマト2202は、ここから始まりました。

 

2017年6月。

限られた時間に魂を込めた発進シーン、「沖田の不在」を描いたドラマに、一度は「最高傑作」とも思えた第二章。

 

2017年10月。

悪魔の選択、理解しがたい「二人の結婚式」に失望した第三章。

 

2018年1月。

ゴーランド親子と古代進の涙にもらい泣きした第四章。

 

2018年5月。

土星沖海戦に絶望し、劇場を出て放心状態になった第五章。

 

2018年11月。

生きる勇気をくれた第六章。

 

ヤマト2202は、いつもずっと楽しいものではありませんでした。

でも、ずっとつまらないわけでもありませんでした。

 

賛否両論──と言うのは簡単。

しかし、自分自身でさえ、己が賛なのか、否なのかは分かりません。

信じられるのは、その時その時の、自分の感性だけ。

 

ヤマト2202はひとつではないのです。ひとりでもない。複雑で、入り組んでいて、どうしようもなく分かりにくくて。

 

いつまでも結論が出なくて。

 

でも、面白い。

気に入った場面を褒めるのも、

気に入らないところを批判するのも。

 

全部全部、面白かったです。

 

西崎彰司さん

「ハンカチでは足りないので、ぜひバスタオルを用意してください。」

 

羽原信義さん

「魂を込める。」

 

福井晴敏さん

「命を込めて作っています。」

 

小林誠さん

「スクリーンを引き裂く気持ちにはさせません。」

 

皆さんを始めとするスタッフに、何度怒りを覚えたことでしょうか。

それでも、何度楽しませてもらったことでしょうか。

最後は、あなた方の言葉を信じて、劇場に向かいます。

 

宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち

 

2年間、お疲れ様でした。

 

ありがとうございました。

 

あともう少しだけ、楽しませてください。

 

ymtetc