ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

2020-01-01から1年間の記事一覧

西暦2020年の『宇宙戦艦ヤマト』回顧

こんにちは。ymtetcです。 西暦2020年が終わろうとしています。本年もお世話になりました。 今年はブログ再開初年度でした。今回の記事を書くにあたり、改めて2月から12月までの記事タイトルを振り返ってみましたが、前半は『2202』の話題を延々と、後半から…

「ヤマトファン」という希望

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こんにちは。ymtetcです。 〇はじめに 既存ファン向けの『宇宙戦艦ヤマト』を作る。最近、私が注目している方法論です。 この言葉にいい印象を抱かない人もいるでしょう。それでは未来がない、と考える人もいるでしょう。 ですが一口に「既存ファン向け」と…

『ヤマトという時代』を「考える」準備

こんにちは。ymtetcです。 〇はじめに 今日は映画『ヤマトという時代』の狙いと、それに対する論点を整理していきます。映画『ヤマトという時代』に対しては、初期には大きな期待をかけていましたが、最近ではその期待を意図的に抑えようとしています。『220…

『ヤマトという時代』への向き合いかた

こんにちは。ymtetcです。 〇『追憶の航海』の経験 〇そもそも総集編とは 〇向き合いかたの工夫 映画『ヤマトという時代』の情報が公開された際には「イントロが大げさすぎる」と苦言を(?)呈していた私ですが、なんだかんだと「すごいものが観られるので…

【売上度外視】私の観たい『宇宙戦艦ヤマト』

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こんにちは。ymtetcです。 前回の記事「『ヤマト復活篇』を「復活」させる方法 - ymtetcのブログ」では、『復活篇』をめぐって「私の観たい『宇宙戦艦ヤマト』」についてお話しました。ですが前回の記事は、どちらかと言えば「売る」ことを視野に入れながら…

『ヤマト復活篇』を「復活」させる方法

こんにちは。ymtetcです。 〇『復活篇』の今 〇なぜ『復活篇』か 〇『復活篇』の課題 〇『復活篇』のその先に 〇『続ヤマト』 〇おわりに 〇『復活篇』の今 「第一部完」とラストシーンに掲げ、三部作を公言しながら、第二部、第三部の公開が事実上白紙状態…

『ヤマトという時代』に対する期待の持ちかた

こんにちは。ymtetcです。 ○試写会の話 ○なぜ「前史」に期待するのか ○なぜ「前史」への期待が高まったのか ○「凄い」映像との向き合い方 ○福井さんと私のギャップ

【スターブレイザーズΛ】ノート作り(吾嬬先生篇)その1

こんにちは。ymtetcです。 〇新作関連イベント情報について まず最初に、公開された新情報について。 starblazers-yamato.net ヤマトという時代に向けた、『2199』『2202』セレクション番組があるそうです。特番感もあり、結構思い切ったと思います。東京ロ…

私ここにいるよ:第8話『スターブレイザーズΛ』

こんにちは。ymtetcです。 〇はじめに 『宇宙戦艦ヤマトNEXT スターブレイザーズΛ』第8話を読みました。 comic.webnewtype.com ニーナの物語は、どんな形にも展開することが可能です。ニーナが主人公の設定でも面白い物語が作れると思います。 今日は、内容…

【スターブレイザーズΛ】ノート作り(ymtetc篇)

こんにちは。ymtetcです。今日は復活篇の公開日ですね。 〇はじめに 昨日、『宇宙戦艦ヤマトNEXT スターブレイザーズΛ』の第8話が公開されました。 comic.webnewtype.com 本来であれば、今日『Λ』第8話の感想といきたかったのですが、先日休みをいただいた関…

コメントを読む休日

こんにちは。ymtetcです。 コメントの返信が遅いのはいつものことなのですが(いつもすみません)、最近ではなかなかじっくり読むこともできなくなっていました。そこで今日はお休みをいただき、コメントをしっかりと読む時間をいただきました。 以下の記事…

「シンゴジ的ヤマト」論から見る現在の『宇宙戦艦ヤマト』

こんにちは。ymtetcです。今日こそ、この記事ですね。 『宇宙戦艦ヤマト2199』と「12月8日」 - ymtetcのブログ なお、以下はこれとは別の内容です。 〇はじめに 一昨年の12月、「シン・ゴジラになり得るヤマトを作るには」と題して、二本の記事を投稿してい…

映画『ヤマト2199 星巡る方舟』の思い出

youtu.be こんにちは。ymtetcです。 〇はじめに 〇どう見ていたか 〇『2199』と『方舟』の思い出 〇はじめに 今日はちょうど星巡る方舟の公開日(2014年12月6日)ですので、何か書きたいと思いこのテーマにしました。このブログは始めた時期の関係で、『2202…

【ヤマト2202】ガトランティスが「スケールダウン」した背景

〇はじめに 〇福井晴敏のガトランティス観 〇『2202』のガトランティス観 〇おわりに こんにちは。ymtetcです。 『ヤマトマガジンVol.9』で、『2205』の脚本は『2202』脚本の”作り方”を継承した、と(事実上)明かされました(13頁)。これは、観客である我…

「こんなのヤマトじゃない」を未来に繋げる

〇はじめに 〇「こんなのヤマトじゃない」 〇「こんなのがヤマトだ」 〇おわりに こんにちは。ymtetcです。 〇はじめに 「こんなのヤマトじゃない」。 この言葉は、ヤマトファンが長年付き合ってきた言葉ではないでしょうか。近年でも『復活篇』『SBヤマト』…

【感想】『ヤマトマガジン vol.9』

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〇はじめに 〇雑感 真田志郎と福井晴敏、2199と2202 優秀なるインタビュアー ちょっと嬉しかったこと 〇おわりに こんにちは。ymtetcです。 〇はじめに 今、『ヤマトマガジン』を読みながらノートを作っています。無論、これを公開するつもりはありません。…

思考を整理する:映画『ヤマト2205』

こんにちは。ymtetcです。 〇はじめに 前回はマインドマップの練習を兼ねて、これまでの『ヤマトという時代』関連の記事を整理しました。今回は『ヤマト2205』で同じような作業を行います。というのも、前回の作業をやってみて、個人的に「『ヤマトマガジン…

思考を整理する:映画『ヤマトという時代』

こんにちは。ymtetcです。 〇はじめに 「ヤマトより愛をこめて」特集の記事より、マインドマップをブログの執筆に導入しました。 マインドマップとは? 意味や書き方、厳選ツール8個を公開 基本的には執筆の上での工夫なので、記事のデザインが変わるわけで…

「ヤマトより愛をこめて」と『ヤマト2202』

こんにちは。ymtetcです。 〇はじめに ここまで前後編に分けて、「ヤマトより愛をこめて」を考えてきました。 【歌詞解釈】「ヤマトより愛をこめて」を読む(前編) - ymtetcのブログ 【歌詞解釈】「ヤマトより愛をこめて」を考える(後編) - ymtetcのブロ…

【歌詞解釈】「ヤマトより愛をこめて」を考える(後編)

こんにちは。ymtetcです。 〇はじめに 今日は「ヤマトより愛をこめて」の考える編です。「旧ヤマトらしさ」に着目するのがこのシリーズのテーマですが、今回は必ずしも前向きな「らしさ」ばかりではありません。しかしながら、この曲が持つ『宇宙戦艦ヤマト…

本予告公開:映画『ヤマトという時代』

こんにちは。ymtetcです。 『宇宙戦艦ヤマト』公式が、大きな動きを見せました。動きがあるとすれば『ヤマトマガジン』より後だろうと考えていたので、少々意外でした。 youtu.be 「絵が出来てる!」がファーストインプレッションでしたね(笑)。 では今日…

【歌詞解釈】「ヤマトより愛をこめて」を読む(前編)

こんにちは、ymtetcです。 歌詞を読んで「ヤマトらしさ」を考えるシリーズ。今日は『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の主題歌、「ヤマトより愛をこめて」(作詞:阿久悠、作曲:大野克夫、編曲:宮川泰、歌:沢田研二)を読んでいきます。 これまでのシ…

交差する過去と現在:第7話『スターブレイザーズΛ』

こんにちは。ymtetcです。 comic.webnewtype.com 『Λ』第7話を読みました。読んで最初に思ったのは「すげー」でした。『Λ』ってこんな話もあるのか!と。では今回も、自分なりに『Λ』を考えてみます。 〇振り返りメモ 〇雑感 〇楽しみが広がる

宇宙、戦艦、ヤマト:映画『ヤマトという時代』

こんにちは。ymtetcです。 昨日は『Λ』第7話が公開されましたね。いい回だったと思います。また改めて、じっくり読んでいきます。 今日のテーマは映画『ヤマトという時代』です。本作を考える時、やはりポイントとなるのが戦艦大和の存在。戦艦大和をめぐっ…

『Λ』第6話に「旧ヤマトらしさ」が存在した可能性

こんにちは。ymtetcです。 明日は『Λ』第7話の公開日ですね。

「あの娘」の象徴するもの:主題歌に見る「旧ヤマトらしさ」2

こんにちは。ymtetcです。 主題歌から見る「旧ヤマトらしさ」シリーズ。今日は『宇宙戦艦ヤマト』(1974年)のエンディングテーマ「真赤なスカーフ」(作詞:阿久悠、作曲:宮川泰、歌:ささきいさお)を取り上げます。 それでは例によって、まずは歌詞全文…

「新ヤマトらしさ」:リメイク『ヤマト』の捉え方

こんにちは。ymtetcです。 昨日11月7日は、西﨑義展さんの命日でしたね。10年前、そのニュースを報じるテレビを観ていたいような、どこか目をそらしていたいような複雑な気分になっていたことを思い出しました。 さて、最近の記事で意識的に使っている言葉が…

戦艦大和の復活物語として:『ヤマトという時代』

こんにちは。ymtetcです。 ymtetc.hatenablog.com こちらの記事では、「『2205』は若者世代もターゲットになる?」との予想を立て、そこから『ヤマトという時代』の立ち位置について考えました。 『ヤマトという時代』は、ドキュメンタリータッチで『2199』…

「戦艦大和らしさ」から見る旧『ヤマト』作品

こんにちは。ymtetcです。 ymtetc.hatenablog.com 以前こちらの記事で、主題歌「宇宙戦艦ヤマト」の歌詞から”旧『宇宙戦艦ヤマト』の「らしさ」”=「旧ヤマトらしさ」を考えてみました。今回は、その成果をベースに、旧『宇宙戦艦ヤマト』作品について、考え…

新たなる「あなたの物語」:『ヤマトという時代』から『2205』へ

こんにちは。ymtetcです。 今日は(私の中で)「『ヤマト2202』の最高傑作」と名高い『第六章 回生篇』の公開から2年となります。私が「考察」と言っていただけるような記事を書き始めたのがちょうどこの辺りでしたので、私の中では特別な映画の一つです。脚…