ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

2022-01-01から1年間の記事一覧

西暦2022年の『宇宙戦艦ヤマト』回顧

こんにちは。ymtetcです。 西暦2022年が終わろうとしています。本年もお世話になりました。 今年は『ヤマト』にとって「平和」な年だったかな、と思います。大きなトラブルなく『2205』『スターブレイザーズΛ』が完結し、ファンの間にも平穏な空気が流れまし…

「宇宙戦艦ヤマト」を主役にしたプロットの重要性

こんにちは。ymtetcです。 前回「今の『ヤマト』には付加価値がない」とのお話をしました。では、『宇宙戦艦ヤマト』というタイトルが本来持っている価値とは、何なのか。 今日は、これについて考えていきたいと思います。

今の『宇宙戦艦ヤマト』には付加価値がない

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こんにちは。ymtetcです。 先日、ドラマ『silent』が最終話を迎えました。特に「衝撃のラスト」とかそういったものではなかったのですが、全体を通して、非常にレベルの高かった作品かなと思います。私の最終話を迎えた感想は以下の通りです。 演出も脚本も…

【ヤマト2205】第1話ラストに学ぶ「大人のヤマト」

こんにちは。ymtetcです。 私は2205の第1話ラストを観た時、これまでのヤマトでは体験してこなかった衝撃と感動をおぼえました。 ヤマトらしからぬ、そして福井さんらしいサスペンス感もその理由ですが、それに加えて、より本質に近い理由が二つあります。 …

設定考証は"誠意"

こんにちは。ymtetcです。 設定考証の重要性は今や共通認識だと思いますが、最近になって思うのは「誠意としての設定考証」です。 例えば『silent』は、物語の主題は「相互理解」「すれ違い」といった普遍的なテーマで、題材として聴覚障害を"用いている"作…

『宇宙戦艦ヤマト』への反抗期

こんちには。ymtetcです。 最近同世代の人と接することが増え、同世代の作品とも接するようになりました。 それと同時に浮かんできたのは、『宇宙戦艦ヤマト』というコンテンツの価値への疑問です。 『ヤマト』はこの10年、初期2199を除いては、常に「『ヤマ…

サブブログで『すずめの戸締まり』の感想を書きました

こんにちは。ymtetcです。 今日はサブブログです。少しらしくない(?)表現も使っていますが、『すずめの戸締まり』の感想です。【すずめの戸締まり】軽薄な映画:第一印象 - ymtetcの"アニメetc"ブログhttps://t.co/kMRTXarg2P— ymtetc (@ymtetc) 2022年12…

『ヤマト2202』と2015年

こんにちは。ymtetcです。 最近は『silent』に時間を奪われているので、2202の振り返りは進んでいません。 今日も改めて、2202の序盤の展開を振り返ろうと思います。 2205に比べ、2202の序盤には時事ネタ、社会ネタの雰囲気を感じます。地球とガミラスの政治…

【宇宙戦艦ヤマト】土門竜介は永遠の後輩

こんにちは。ymtetcです。 前回「古代世代で恋愛を描く余地はあまりないが、土門世代ならいけるかも」と書きました。 それはどうしてか、と考えますと、ひとつ、ファンのキャラクター認識が関係あるなと思いました。 みなさんは、つい沖田艦長を「歳上」だと…

『宇宙戦艦ヤマト』は恋愛ドラマを描くべきか?

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こんにちは。ymtetcです。 最近、知人の紹介でドラマ『silent』を観ています。序盤なので、なかなか現代風で、いいドラマやなぁ、といった感じです。演出が丁寧でいいですね。 さて、恋愛ドラマというのはいつの時代も人気ですが、ふと思うのは、『宇宙戦艦…

『宇宙戦艦ヤマト』は社会問題を取り入れるべきか

こんにちは。ymtetcです。 『宇宙戦艦ヤマト』には時折、社会問題を元ネタとした要素が登場します。 2199では、大量破壊兵器のメタファーとしての波動砲。2202では原子力発電など「本当はない方がいいけど、ないとやっていけないもの」のメタファーとしての…

ymtetcとヤマトプラモ

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こんにちは。ymtetcです。 このブログでは時折プラモ展開の話を取り上げますが、私自身はプラモデルを作る人間ではありません。 というより、子どもの頃は模型屋さんに通ったり、クリスマスプレゼントに指定したり(笑)して、よく作っていたのに、今は作ら…

【リメイクヤマト】プラモ展開に思うこと

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こんにちは。ymtetcです。 まだ玉盛・石津色の強かった2202序盤のメカを見て思いだしたのは、2202のプラモ展開をめぐる論争です。すなわち、なぜ2202のプラモ展開は、2199の規模と比べて小さく、またカラバリ商法が多いのか?と。 この論争の答えは出ないま…

【ヤマト2202】過渡期的な第6話

こんにちは。ymtetcです。 今日は第6話ですが、全般から2199リスペクトが強い回だなと思いました。 半ば強引な「沖田戦法」の引用、武器の使い方や種類(三式弾)など、形式的にでも2199を継承しようとした跡があります。中盤から終盤に濫発される「謎の新兵…

今の『宇宙戦艦ヤマト』公式で気になること

こんにちは。ymtetcです。 『宇宙戦艦ヤマト』公式は動きが少ない、と言われます。それ自体、ファンにとってはストレスが大きいのですが、ひとつ気になることがあります。 それは「動いている人数が少なそう」「小規模に見える」ことです。つまり、人材が足…

【ヤマト2202】傑作の一つ・第5話

こんにちは。ymtetcです。 『ヤマト2202』で頭ひとつ抜けている回に第5話があります。過去記事でも取り上げましたが、『2199』と連続で観ていく中で、改めて考えてみたいと思います。 まず気になっていたのは、2199から連続で観て行った際に真琴がどう見える…

『2202』再鑑賞も第5話まで来ました

こんにちは。今日はテーマ記事はお休みです。 『2202』再鑑賞も第5話まで来ました。まだ序盤はメカも玉盛・石津色が強く、「『2199』の続編として『さらば』をリメイクする」との雰囲気が強いなと感じました。 といっても、『さらば』のストーリーを『2199』…

【ヤマト2202】序盤の好きだったポイント

こんにちは。ymtetcです。 多くの例に違わず、私も『2202』の序盤の評価が比較的高い人間でした。 それは、『2202』序盤の展開が、新しいスタッフの新鮮味を出しつつ、いくつか「旧作そのまま」の部分を残していたからです。 ヤマト発進をめぐるドラマ、ガト…

【ヤマト2202】必要だったのは「この3年間の思い出」

こんにちは。ymtetcです。 『2202』が公開された当初、「真田が古代の(テレザート行き)発案に賛同するのは違和感がある」との批判がありました。 今改めて『2202』を観直してみると、「真田は波動砲反対派である」との前提に立てば、あまり違和感のない展…

『すずめの戸締まり』にトラウマを植え付けられた

こんにちは。ymtetcです。 昨日、新海誠監督の新作『すずめの戸締まり』を観てきました。 とても新海さんらしい一面と、よくできた映画だなぁと思う一面もありましたが、全体的に、この映画は私にとって「グロテスク」「暴力的」な映画だったと思います。 ト…

【ヤマト2199】説明的すぎたラストシーン

こんにちは。ymtetcです。 2199最終話は、随所に旧作への回帰が見られました。もちろん、相原のリレー通信といった小ネタもありましたが、何より回全体で「宇宙を旅するヤマトと、ヤマトの帰りを待つ地球」の構図が繰り返し強調されていたことで、旧作のもっ…

【ヤマト2202】序盤の展開に見るもう一つの『2202』

こんにちは。ymtetcです。 『2202』の序盤を最近見ていますが、「サスペンスと政治」の要素が強いな、と感じます。今日は、それについて考えます。

【ヤマト2202】艦隊戦が致命的な第1話

こんにちは。ymtetcです。 『ヤマト2202』第1話は評価が難しいな、と感じます。話は面白いのですが映像がついていかない……珍しい回だと考えます。

【ヤマト2199】第22話を再評価したい

こんにちは。ymtetcです。 『ヤマト2199』第22話「向かうべき星」は、私のなかで”『2199』の歯車が狂い始めた回”の一つで、私は当時”箸休め回”だと考えていました。ただ、改めて観てみると、いくつか意欲的な部分があったように思います。 今日は、そのこと…

【ヤマト2199】大切にしたい最終話

こんにちは。ymtetcです。 『ヤマト2199』最終話を観て、なぜか前半部だけ号泣しました。 今日はその話をしたいと思います。

【ヤマト2199】歯車が狂い始めた第21話~第26話

こんにちは。ymtetcです。 第20話で七色星団戦が終わってからの『2199』は、どうにも歯車が狂っていたような状況が続いていたと私は考えます。 第20話までの『2199』が持っていた、構成上の丁寧さと繊細さ、いい意味での神経質さが、第21話以降はせきを切っ…

やはりわからない「デスラーの動機」:『ヤマト2199』第23話

こんにちは。ymtetcです。 いま『2199』を観返す際に、今となって気になるのは、やはりデスラーです。 福井ヤマトによる再構成が進んだ現在のデスラーですが、それを経た自分の目に、『2199』デスラーはどのように見えるのか。 今日は、その感想を書いていき…

【ヤマト2199】七色星団戦に号泣した26歳の秋

こんにちは。ymtetcです。 ブログ休止期間中、久しぶりに『2199』を観ました。ブログを一時休止した理由の一つに「『ヤマト』を観る時間さえない」ことがあったので、よい機会でしたね。 さて、意外だったのは、あれだけ「面白く素晴らしいが泣けない作品」…

【むらかわヤマト】2022年における再始動への懸念

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こんにちは。ymtetcです。 むらかわみちおが手掛ける『宇宙戦艦ヤマト2199』公式コミカライズが 12/16 に連載再開決定⚓さらに!コミックス最新9巻が12/26に発売⚡️▼コミックNewtypeでは第4話までを無料公開中です!https://t.co/h8gqR7sMfX乞うご期待! #宇宙…

むらかわヤマト復活の歓喜

こんにちは。ymtetcです。 ここ最近の『ヤマト』におけるビッグニュースの一つが、むらかわみちおさんによる『2199』コミカライズの再開でしょう。今日は、これについて考えていきます。