ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

「国民投票」という単語を使うべきではなかった理由+改善案

早紀:無茶ですね……二人を助け出すために、時間断層を。

真田:ああ。まるで割に合わない。だが、政治的な面に限って言えば、バレル大使の尽力で、奇蹟が起きそうだ。今度の戦争で、政界の地図にも異変があった。全てを明らかにして、結論を国民投票に委ねる。そんな無茶が、実現するかもしれない。

早紀:国民投票

真田:もちろん、結果までは操作できない。分が悪いことに変わりはないが、そうすることで、未来が元の流れに……

早紀:(はっとして)

真田:我々は、試されているのかもしれない。古代、お前は今……

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山本が帰ってきた目的を探る

こんばんは。ymtetcです。

第七章における個人的最大の「引っかかり」に、山本の帰還(最終話)があります。

私としては、このような「引っかかり」を残すくらいなら他の手段を使って同じことをすればよかったという立場なのですが、とはいえ、「引っかかり」が存在する本編について考えることも大切です。ということで、考えてみます。

山本が帰ってきたのは何故か。

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「劇場の空気」を語ろうとする意見について

こんばんは。ymtetcです。

レビューやツイートなどを読んでいますと、皆様それぞれの意見があって大変素晴らしいのですが、一方で違和感を覚えるものもあります。

それが、「劇場の空気」を語ろうとする意見です。例えば、

  • 感動した! 周りの人間も泣いていた! 上映後は自然と拍手が沸き起こった!

あるいは、

  • 駄作だった! 上映後はみんな沈痛な面持ちで劇場から出ていった!

といった意見。なんと不思議なことに、ヤマト2202ではこの両方の意見が見られます。

この意見に対して、私が違和感を覚える理由は何でしょうか。

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休日:円盤とデジタルセルとWOWOW、ファミリー劇場

こんにちは。変なリズムに入り込むと、人間立て直すのが難しいので、今日はお休みをいただきます。

円盤とデジタルセルの話です。

「2202は2199よりも円盤の売上が悪い!」と言うと、必ず2202ファンから「今は配信もある時代だから」という反論があります。これは一種の言い訳と思いますが、現在、2199の頃よりも配信の時代に変わりつつあることは確かです。

それはさておき、私は円盤を1巻から7巻まで並べて悦に入るタイプの人間なので、これまでは配信という選択肢を考えたことがありませんでした。第七章も当然のように劇場でブルーレイを買って帰ったわけですが、2199以来、この2202最終章にきて、古い人間である私も流石に気がつきました。

──もしかして、ブルーレイでは劇場の興奮を持ち帰ることができないのでは?

と。

まず、ブルーレイの各話分割形式は、どうも劇場の興奮を再現するには足りません。オープニングとエンディングが入ってると、なんだか「また来週」感が出てしまう。

集中力が切れるんですね。

また、音の問題。ホームシアターなんてありませんから、劇場よりも迫力という点で劣る。こんな問題があります。

これらの問題をどう改善しようかと考えてきた時、自ずと「デジタルセルを買う」という選択肢が視野に入ってきました。

まず、デジタルセルは劇場公開版を楽しむことができます。これは大きな利点です。

しかし、デジタルセルは「音」の問題も解決できるように思います。

劇場に近い「音」の迫力を楽しむにはスマートフォンタブレットのイヤホンを利用するのが最も手軽で、かつ最も周囲に迷惑をかけない手段だからです。

スマートフォンタブレットなら爆音上映も思いのまま。耳の寿命が縮みそうですが……。

ということで、デジタルセルの購入を検討中──そんな話でした。円盤の方が利益はたくさん出ると聞いたことがありますので、ファンの方は円盤を買ってあげた方がいいのかもしれませんが。

 

さて、5月にWOWOWで2199と2202(劇場公開版)の一挙放送という情報が入ってきました。

| WOWOWオンライン

また、以前から「ヤマトのCS放送といえば東北新社系のファミリー劇場」でしたが、こちらでも4月の末、2199と2202(テレビ版)の一挙放送が行われるようです。

宇宙戦艦ヤマト:「2202」「2199」全話がファミリー劇場で一挙放送 - MANTANWEB(まんたんウェブ)

WOWOWの劇場公開版は、円盤勢としては魅力的です。ただ、今回はまだ分かりませんが、2199の時はファミリー劇場で劇も場公開版の放送がありました。

東北新社系列のCSチャンネルということもあり、ヤマトファンの皆様にとってはWOWOWよりもファミリー劇場の方が身近かもしれません(以前は旧作の一挙放送も積極的に行なっていたチャンネルです)。高望みとはいえ、こちらでも劇場公開版の放送があればと期待してしまいますね。