こんにちは。ymtetcです。
皆さん『宇宙戦艦ヤマト』という歌に3番と4番があることをご存知でしょうか?
私は「命の糸が張り詰めている」という一節が好きですね。
全歌詞をここで載せるのは何だかグレーな気もしますので、気になる方は是非検索してみてください。
さて、この「幻の」3番4番、これまで一度も公式に歌唱されていないどころか、メディアに登場したのもたったの一度きりです。
このようになった理由については、様々に議論がされています。
私が最近まで信じていたのは「(掲載した)書籍のスタッフが書き足したもので、阿久悠先生の作詞ではない」というもの。
印象ではありますが、なんか1番2番と雰囲気が違うので。そんな気がしたのです。
しかし、よく調べて見ると、それは間違いだということが。
そう、その書籍に掲載されているのは阿久悠先生の直筆歌詞なのです。
阿久悠先生の歌詞だった…となると、別の要因から探らなければなりません。
色んな方の推測を調べていると、私の考える他にも意見が出てきます。
「1-2番以降を曲として上手く繋げないから」
なるほど。これもあったかもしれませんね。
ここで我々は、リメイク版に目を向ける必要があります。
リメイク版で「宇宙戦艦ヤマト」の再録が決まった際、3番4番の収録を希望するファンの数は決して少なくありませんでした。
1-2番を繋げるだけの編曲ができる宮川アキラ先生が参加してくれたのも一因です。
そして、テレビ放送された合唱版の「宇宙戦艦ヤマト」では、4分という長尺のアレンジが施されました。
それなのに、そこでは2番の後コーラスを入れてまた1番に戻るという斬新なアレンジが成されていました。
こんなことをするなら、3番4番を歌ってもいいじゃないか、と思うのがファンの心情です。
では、何故歌われないのか。
私が今日妄想するのは「遺言説」です。
言うまでもなく西﨑義展プロデューサーの、です。
と言っても、わざわざ遺言として存在してはいないでしょう。
つまり、もし西﨑プロデューサーが生前、3番4番を「明確に」ボツにしていたら。
それがうっかり、書籍に載ってしまっていたとしたら。
これは到底、収録するわけにはいきませんよね。西﨑Pが認めていないのですから。
今はまだ、生前の西﨑Pを知る人々が多くいます。それによって「触れてはいけない存在」になっている可能性もあります。
3番4番の謎は、なかなか尽きません。
私個人としては「歌:ささきいさお」での再録を望みますが、もしも阿久悠先生や西﨑Pがその存在を認めていないとしたら、あるいは歌われない方がいいのかもしれません。