ヤマトファンは、裏切られながら生きてきました。
駄作、また駄作だ。でもヤマトだから見る。
そんな人々に支えられながら、ヤマトはここまで来たのです。
近年、そんなヤマトファンの活動が身を結ぶことが増えてきました。
復活篇DC、2199、そして2202。
ヤマトをコンテンツとして「復活」させたこれらの作品群は、ヤマトファンの支えによってもたらされたと言っても過言ではない(自惚れですが)。
復活篇で、2199で作品に不満だった人も「ヤマトだから」と言って、ついてきていたのです。
それが今回、2202になるとどうでしょうか。
作品に対する不満意見に対して、小林誠副監督から向けられる強烈な言葉たち。
「見てないでしょ?」
「(そういう人は)こちらから願い下げしています」
などなど。
この行為によって、副監督に対する反発心から「こいつに金なんか落とすか」という人々が生まれてきたのです。
これはヤマトにとって由々しき事態です。
匿名掲示板でいう所の「アンチ」も、ヤマトの場合、その実態は「不満を持ったファン」でした。
「こりゃダメだ。でもヤマトだからね」と言って映画館に行き、ブルーレイを買う。そんな人達でした。
副監督の行為は、そんな人達を「金なんか落とさねぇ、劇場にもいかねぇ」あるいは「もうええわ、どうでもいい」という人達に変えてしまったのです。
ツイッターのハッシュタグなんかを見ると粘着質な行為をしている人もいますが、商業的にはあの人達の方が幾分かマシ。
無関心な人々、あるいは「もう観ない、許せない」という人々を生み出したものは、紛れもなく小林誠副監督のあの行為だと私は思います。