ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

2202、土星決戦の絶望と微かな希望。

これはひどい

そう思いました。

いつ盛り上がるんだろう。

いつヤマト2の艦隊戦が見られるのだろう。

そう思って待っていたら、いつのまにか艦隊戦が終わっていました。

スタッフが2199の何を見ていたのか、ヤマト2の何を見ていたのかさっぱり分かりません。正直、ショックのあまり立ち直れなくなりそうでした。

しかし家に帰ってBDを開封して、ひとつだけ微かな希望を見つけました。

それは、18話の構成です。

「ガトランティスが人間的だというの?」のシーンから、ラストまでが第18話です。

地球艦隊の敗北と、ヤマト単艦の波動砲。これが1話の中でセットというのは、明らかに『さらば』のトレースと「衝撃のラスト」によるどんでん返しを意図したものでしょう。

いつだったか「2202はさらばのトレースとして雑な艦隊戦を出してくるのでは?」という記事を出しました。まさにその通りになったのですが、その後のヤマトの波動砲までをトレースにしたことに対しては希望が残ります。

『さらば』として徹底されているということは、微かな希望になり得るのです。

何故ならば、次回もまた艦隊戦があるから。ガミラス・地球連邦の連合艦隊とガトランティスの戦いがあるからです。私はここに、ヤマト2レベルの艦隊戦を現代の技術で描く、微かな希望を持っています。

「ここは『さらば』だから『さらば』の艦隊戦をグレードアップしたものをやります。それで我慢してね。次は『さらば』からちょっと離れるから、違った艦隊戦をやります」

そんなスタッフの意図があるんじゃないかという、微かな希望です。

最後に、もう一度不満をまとめておきます。

私はガトランティスの数に対して、作戦と地の利で生存を勝ち取る地球艦隊が見たかった。

何のためのアンドロメダ空母だったのか。まともに活躍もせず沈んだアポロノームが浮かばれない。

まだ2202は18話です。ストーリーとしてはなかなか面白い。でも、あの艦隊戦には納得いきません。

そんな不満を消し去ってくれることを、5ヶ月後の六章に、微かに期待します。