ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

西暦2022年の『宇宙戦艦ヤマト』展望

こんにちは。ymtetcです。

今回は、一年で最初の記事。西暦2022年の『宇宙戦艦ヤマト』を展望していきましょう。

○『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』後章 -STASHA-

『2205』後章は2月4日公開です。前章がとてもレベルが高かったゆえ、期待もしてしまいますが、福井さんは風呂敷を畳むのが苦手だとの指摘もあるので(私はあまりそう感じないのですが)冷静に待ちたいと思います。

シリーズ作品はトータルで評価されるのが常です。前章で評価が高くとも、後章の評価が芳しくなければ前章の評価にも影響してきます。とはいえ、私個人としては、後章の評価に関わらず、前章の高い評価は変えずにいきたいと思います。

内容面で注目したいのは、やはり一本の映画としていかなるまとまりを見せるか、でしょう。ある程度は次回作以降を見通しながらの『2205』であるはずですが、「俺たちの戦いはこれからだ」「続きは続編で」では、満足のいく映画とはなりません。続編を見通して種まきをしつつも、あくまで『2205』単体として完結するようになっていてほしいですね。

その意味で、軸になるのはやはりデスラーの物語でしょう。土門については一通り前章でまとまっており、それこそ、後章では新たな物語の種まきができればいいはずです。デザリアムの正体についても、無理に全てを明かす必要はありません。デスラー、そしてそれに付随する古代の物語として、イスカンダルを軸に作品を完結させること。それが重要になると思っています。

○『宇宙戦艦ヤマトNEXT スターブレイザーズΛ』

『2205』よりも早く、1月14日に始まる今年の『スターブレイザーズΛ』。

今年は完結の年になりそうです。2020年から連載されている『Λ』ですが、元々は全26話のテレビシリーズの脚本として書かれた物語でした。内容をみても、クライマックスに向かいつつあるかと思います。

ピュアで真っ直ぐなキャラクターたちの人間ドラマが持ち味の『Λ』ですが、サスペンス要素では、昨年は謎めいた要素が多かったと言えます。その分「面白い」「感動した」といったカタルシスある魅力には欠ける一面がありましたが、昨年12月公開の第20話から、いよいよドラマも本格化してきたように感じます。

持ち味のドラマ性とSF的な仕掛けが両立する「スイートスポット」を、どのように作品全体で描き出していくのかそれができる作品だけに、期待は高く持っていきたいです。

○『宇宙戦艦ヤマト 黎明篇』

今年何らかの動きがありそうなのは、『完結編』と『復活篇』のミッシングリンクを埋める『黎明篇』シリーズです。

『黎明篇』については、『アクエリアスアルゴリズム』続編構想が既に明かされています。西﨑彰司さんも引き続き、『復活篇』に連なるオリジナルシリーズの再始動を重要なテーマと見なしており、『黎明篇』もそれと連動して盛り上がっていくものと推測されますね。昨年の『アクエリアスアルゴリズム』がどれほどの成績をあげたのかは分かりませんが、少なくとも評判は上々だと思われます。続編はぜひ、実現して欲しいなと思います。

『黎明篇』が難しいのは、最もドラマを組み立てがいのある『復活篇』以降の新キャラクターが、古代とは『復活篇』で「はじめまして」であったことでしょう。『アクエリアスアルゴリズム』における折原真帆の描き方は見事でしたが、繰り返し使える魔法ではありません。その意味で、どのようにして、単なる補完ではなく新たな物語として新作『宇宙戦艦ヤマト』を構成していくのか

今年は『黎明篇』のその後にも、注目していきたいです。

○「これからのヤマト」

最後に、まだ見ぬ新たな作品に想いを馳せてみましょう。現在、ハリウッド、オリジナルシリーズ、『ヤマトNEXT』、リメイクと多様なシリーズを持つ『宇宙戦艦ヤマト』です。今年のうちに、何らかの新しい情報はあるのではないでしょうか。

ただ、ハリウッドには今年の過度には期待しないでおきましょう。しかし、彰司さんによれば頓挫したわけではなさそうです。期待せずとも、可能性は捨てずに待ちたいものです。

また、『黎明篇』以外のオリジナルシリーズの新作にも期待が高まりそうですが、これは『黎明篇』が育ってからになるかと思います。ただ、アニメ化しない前提ならば、旧作シリーズのスピンオフを作ってもいいかもしれません。例えば第一作や『Ⅲ』のサイドストーリーなど……。会報誌でチャレンジする価値はあるのではないでしょうか。

有力なのは、『Λ』に次ぐ『ヤマトNEXT』の登場です。『Λ』次第ではありますが、彰司さんの考え方やコメントからみて、確実に何かを構想しているはず。「宇宙戦艦もの」の代表格としての地位を世代を超えて確立するためには、『Λ』に満足せず、より多くの『ヤマトNEXT』を作っていくことが必要になります。是非とも形になってもらいたいですね。

本命はリメイクシリーズの続編です。彰司さんは、リメイクシリーズの完結を、これからのミッションの一つに位置づけています。会報誌とはいえ、きちんと完結に言及したことは、未だに完結しない『ヤマト』の歴史から見れば大きなことです。場合によっては、『2205』とその次回作あたりで、一挙にシリーズの完結を図ってくる可能性もあります。福井体制に囚われない形でのシリーズ展開にも期待したいところですが、早期の完結を目指すのであれば、このまま福井体制を継続するのが無難かもしれませんね。

○個人的なテーマ

昨年は「『宇宙戦艦ヤマト』を楽しむ」が個人的なテーマでした。

今年は、「宇宙戦艦ヤマト』から学ぶ」一年にしたいです。

リメイク新作、オリジナルシリーズ新作、ヤマトNEXTと、今のヤマトは異なる三つの路線が走っています。だからこそ、今は「『宇宙戦艦ヤマト』とは何か?」が問われる時代だと考えています。

今年は昨年同様に楽しみながら、『ヤマト』から学び、将来にわたる『ヤマト』生存への道筋を、自分なりに見つけたいですね。

 

それでは、本年もよろしくお願いします。