【リメイクヤマト】ナレーションの復活も一考していい
こんにちは。ymtetcです。
リメイクヤマトになって、旧作の特色の一つだったナレーションがなくなりました。それはナレーションそのものがトレンドではなくなったからですが、敢えて今こそ、復活させるのもいいかもしれません。
今日は、これについて考えていきます。
しかし、そもそもナレーションは「消滅」してはいません。それは、例外的なテレビ放送時のアバンや、劇場での「あらすじ」の話ではなく、本編中の話です。
『2199』以来、ナレーションは実質的には消滅しておらず、キャラクターのセリフによって代替されていると考えます。結果としてキャラクターが、違和感ありありの「説明」をする場面が随所に見られます。であれば、説明はとっととナレーションで済ませ、本編に飛び込んでいくのも悪くないのではないでしょうか。
先日『刀剣乱舞 花丸』『スターウォーズ クローンウォーズ』『SPY×FAMILY』をローテしている、との話をしましたが、奇しくも、どの作品にもナレーションがあります。『SPY×FAMILY』は王道のナレーターによるナレーション、『刀剣乱舞 花丸』は一話完結の主人公によるナレーション+(その人らしい)一言、『スターウォーズ クローンウォーズ』は、『スターウォーズ』のオープニングクロール風文章をナレーターが読み上げるもの。と、作品ごとに個性があります。
ではそもそも、『宇宙戦艦ヤマト』のナレーションにはどんな個性があったのか。
答えはシンプルですね。
BGM「無限に広がる大宇宙」、言葉としての「無限に広がる大宇宙」、そして「時に、西暦〇〇年」。この3つのうち1つでも盛り込まれていれば、ある程度「ヤマトっぽい」ナレーションになります。
あとは難しく考える必要はありません。キャラクターにナレーションをさせる(セリフとしてではなく)もよし、ナレーターを起用するもよし、『クローンウォーズ』のように、ナレーションからシームレスに本編へなだれ込む構成にしてもよし。演出の創造性を発揮する余地が新たに生まれます。
とはいえ、各話ナレーションは、いわゆる「UC方式」の公開形態では盛り込みにくいのも事実です。そう考えると、久々に純粋な「『ヤマト』のテレビシリーズ」が観てみたい気もしますね。