えー、今日は数行に渡ってこの標題と同じことを述べますね。
型落ちマシンが予想外の活躍を見せるケースといえば、スーパーアグリSA07が記憶に新しいのではないでしょうか。
06年のハンガリーGPで優勝を飾ったホンダのクルマをベースに作られたSA07は、アースカラーを纏った07年型のホンダを一時上回る走りを見せました。
今年はハースが「フェラーリのコピーだ!」として一部のチームから批判を受け、FIAがそれを否定しなければならない事態に。
http://www.as-web.jp/f1/354669
ぱっと見素人だと、今年のハースと昨年のフェラーリは形状が異なるようにも見えるのですが、プロの方々が見れば同じ設計思想なのでしょう。
考えられる事として、昨年初めに開発を打ち切ったハースは、2017年型フェラーリを2018年型ハースとして独自に開発を続けていた……ってなこともあるでしょうかね。よく分かりませんが。
個人的には、型落ちかつ独自開発のマシンがたくさん走るF1も見てみたいなと思っています。もちろん、レッドブルとトロロッソのような明確な兄弟関係に溢れてしまうのはあまり良くありませんが。
何故だか分かりませんが、例えばベネトンのコピーと呼ばれたリジェや、青いフェラーリと呼ばれたザウバー、BMWの名前だけ残した2010年のザウバーC29なんかを見ると、ちょっとワクワクしてしまうのです。
恐らく、昨年上位で走っていたクルマが、翌年のレギュレーションやトレンドに適合するにつれて独自に変化する様が楽しいのだと思います(上記は必ずしも型落ちではありませんが)。
ということで、私はレッドブルやメルセデスという、ある種「ナンバーワン」と呼ばれるチームの型落ちマシンが小規模チームの手に渡り、独自に開発されていく様を見てみたいです。
特にメルセデスは現在のF1を席巻している存在ですから、そんな最強チームのマシンが翌年どこまで戦えるか、というのにも興味があります。
この意味では、メルセデスによるマノー救済にも期待していたんですけれどね……。