↑割と関係のある動画
こんばんは、ymtetcです。
今日はまた、動画の内容を利用して「過激な意見って賛同を得にくい上、逆効果なのではないか」という話をします。
この記事でも「過激な批判意見は賛同を得にくいどころか逆効果なのでは?」という話をしましたが、今日冒頭に貼り付けた動画は、いわばその裏付けみたいなものです。
動画を見られないという人もいるでしょうから要約しておきますと、あの動画は
- 頑固な意見の人を説得するには、その人の意見に対して徹底的に賛同すればよい
というお話でした。「友人を彼女と別れさせたいなら、その彼女を褒めまくればいい」というのは古典的な恋愛テクニックだと思っていましたが、一応科学的根拠のあるものだったようです。
とすると、私達が考えないといけないのは「界隈」における振舞い方なんです。
作品に対する感情は十人十色ですが、とりあえず「界隈」をポジティブ(「信者」寄り)とネガティブ(「アンチ」寄り)に二分することはできます。
しかしこの中で、「信者」あるいは「アンチ」とも呼べる人間がいるとどうなるか。「信者」は「〇〇最高!」「〇〇は神!」と連投し、「アンチ」は「〇〇はクソ!」「〇〇を許すな!」と連投する。
こうなると、ポジティブあるいはネガティブだった人たちが
「説得」
されてしまう可能性があるんですね。
「あの作品は好きだけど、そこまでじゃなくない?」
「あの作品は苦手だけど、そこまでじゃなくない?」
こうして、「信者」あるいは「アンチ」の人の周りから、どんどん人がいなくなっていくんです。
これが、以前私が指摘した「副監督の取り巻きも、副監督アンチも『いつものメンバー』になってきた」ことの正体なのではないでしょうか。主張を過激化するあまり、本来は賛同者だったはずの人を「説得」してしまっているのです。
ちなみに私が由々しき問題だなと思うのは、むしろ「信者」の方です。
「アンチ」寄りの人達は別に孤立化してくれても作品に害はないですし、作品にとってはむしろ過激化して孤立化してくれた方がありがたい。
一方で「信者」はどうかというと、これは困りますよね。
「信者」は「口コミを広める」との名目で、日々「最高」だの「神」だのという主張を繰り返します。悪意がないだけに抑えようもないわけです。
でも、ポジティブ寄りの人達を冷静にさせ、賛同者を減らす結果となっているとしたら。皮肉ですよね。
「信者」の人は、何か義務感にかられるかのように、しばしば自分の主張から「口コミの輪」を広げようとしますが、その「力み」はむしろ逆効果なのではないでしょうか。
だいたい、口コミなんてものは面白ければ勝手に広がります。
先日「リメイクして欲しい昭和アニメで宇宙戦艦ヤマトが1位」のニュースで、2199好き&知ってる人達が著名人含めてわんさか湧いて出てきたじゃないですか。
普段「2199は神」とか繰り返し呟くより、あのニュースの方が遥かに影響力がありましたよね。口コミは、「信者」が人為的に起こせるものではないのです。