ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

【ツイッター】アンケートの目的と反省

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こんばんは。ymtetcです。

先日、ツイッターのアンケート機能を初めて利用しました。ハッシュタグをつけた効果か、多くの反響をいただいて驚いています。

そして何より、アンケートにご協力くださった方。改めてお礼申し上げます。

今日は、このアンケート機能を利用した経緯・目的と反省点について、簡単にまとめておきたいと思います。

経緯・目的:「少なくない『ヤマトファン』が小林メカに対して嫌悪感を示している」という表現が使用できるかを確かめるため。

反省点:不十分な選択肢設定

 

事の発端は、書いている途中だった「(仮)小林誠メカは誰向けか」という記事です*1

久しぶりに、小林さんの話を取り扱った記事でしたが、内容は「もしかしてこうなのでは?」と言えそうな線にはまとまったと思います。

ですが、読み直した時、本文中のこんな一文が目につきました。

少なくない「ヤマトファン」が小林メカに対して嫌悪感を示している現状から、逆に推測することもできます。

「少なくない」?? 「『ヤマトファン』」?? 「小林メカに対して嫌悪感」??

 

確かに、実感としては皆様も同じだと思います。表現としても、「たくさんの」ではなく、「少なくない」という消極的な表現を使っていることで、逃げ道はあります。

ですが、なんの資料も証拠もなく「ヤマトファン」の主張の多寡を語ることには、我ながら違和感を禁じえませんでした。

このような、実感ベースの主張を「少なくない」という消極的表現でごまかす、という書き方はこれまでも何度か行ってきましたし*2、今後も使わないという保証はありません。それでも、目の前にある記事から始めていかなくては……。

古代くん風になりましたが、これがアンケート機能を使うに至った経緯です。

 

確かに、ツイッターのアンケート機能は真実を映し出す鏡ではありません。その結果は、まずは私のフォロワーによって左右されます。次に、アンケートを拡散した人間のフォロワーによって左右されます。また、私がツイートに追加した#yamato2202のハッシュタグを利用している人にも左右されます。例えば(あり得ないことですが)、小林さんが私のアンケートを拡散し場合、小林さんのフォロワーの多くは、彼のファンですから、多くの票が「好き」に投じられることでしょう。

さらに言えば、投票者のアカウントの内実は問われません。複数のアカウントを作成して投票すれば、この規模のアンケートならば簡単に結果を覆すこともできます。

とはいえ、主戦場であるツイッターとブログをベースにした私の視野から導き出された「少なくない」という消極的な主観的表現に対して、説得力を与えるような資料を加えるには、信頼性の低いツイッターのアンケート票数でも十分なのではないか。そう考えて、このアンケートを投稿するに至りました。

つまり、このアンケートは「小林誠メカはヤマトファンに受け入れられているのか」などといった大きな問いに結論を出すためのものではなく、「少なくないヤマトファンが小林誠メカに対して嫌悪感を抱いているのか、いないのか」を調べるためのものであったということです。

 

さて、ここまで言い訳を書き並べてまいりましたが、このアンケートに関しては反省の方が大きいです。学生時代に統計や調査を学ばなかったことを初めて後悔しました。

何よりの反省点は、選択肢の設定でした。

まず浮かんだ選択肢は「好き」「嫌い」というもの。嫌悪感の有無を調べるためのアンケートですから、これは必要です。

しかし、世の中のヤマトファン、皆がメカに興味を持っているわけではありません。「メカや小林などどうでもいいが2202は好きだ」「メカや小林などどうでもいいが2202は嫌いだ」そんな人もいるでしょう。

そんな人が選ぶ答えも必要なのではないか。そう考えて、「どちらでもない」という回答を用意しました。ところが、これが問題で……。

「好きなものもあるし、嫌いなものもあるから『どちらでもない』を選んだ」や「嫌いなものもあるが、別に小林誠メカだから嫌いなわけではないので『どちらでもない』を選んだ」というご意見をいただいたのです。

言われてみれば、その通りです。好きなものもあるし、嫌いなものもある。当然のこと。そして、「小林誠だから嫌い、というわけではない」というご意見があるのも、当然のことです。

困りました。「どちらでもない」の回答者が「好き」寄りなのか、あるいは「嫌い」寄りなのか。これでは分かりません。

しかも回答の比率は予想以上に「嫌い」と「どちらもない」が拮抗しています。これでも「少なくない」とは言えるかもしませんが、もし仮に、「どちらでもない」に投票された方が「好き」寄りだとしたら……。「嫌いの人が多い」と分析して話を進めると、色々な不具合が起こるかもしれません。

そこで、「強いて言うならどちらですか」を選んでいただくアンケートとして、こちらも投稿しました。

ymtetc on Twitter: "(こちらの方が良かったかもしれません)"

が、時すでに遅し。改めてハッシュタグをつけるのはあまりにも迷惑ですし、しかしこの投稿では、ほとんど私のフォロワーにしか届かない。ただでさえ信頼性の低いツイッターのアンケートが、更に低いものとなってしまいました。

初めから後者の選択肢によるアンケートを投稿しておけばよかった、というのは後悔でしかありません。反省点として、今後に活かせるものがあれば活かします。

 

最後に、「(仮)小林誠メカは誰向けか」という記事について。

アンケートの結果を前提とした内容ではありませんので、そのまま投稿することも可能です。しかし、せっかく皆様に協力していただいたアンケート。何らかの方法で活かせる手段がないか、考えてみます。

個人的には、ずっと「『嫌い』という意見が目立つだけで、実際は『好き』という意見も多いのではないか」とモヤモヤした気持ちもありました。一つ、数字という結果で可視化されたことで、得るものも少なくなかったと考えています。

投票してくださった皆様に、改めて感謝申し上げます。

ありがとうございました。

*1:仮タイトルなのではなく、仮説的に述べるに止まっていたための「(仮)」でした。

*2:「一方でその成功を支えたのは旧作ヤマト世代でした。重要なのは、ここで2199を支えたヤマト世代の人々のうちに、少なくない数の「復活篇に呆れた」人を含んでいることです。」(【推測】2199・2202の挑戦と失敗──テレビ放送に寄せて - ymtetcのブログ