ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

【ヤマト3199】当確? 流れる旧作ソング

こんにちは。ymtetcです。

以前よりこのブログでは、『3199』で流れる旧作ソングを予想してきました。なかでも「愛よその日まで」と「ヤマトよ永遠に」が有力だと述べてきましたが、今回の全記録集で、よりその可能性は高まったと思います。今日は、そのことについて考えていきます。

――あとは音楽の使い方が印象的で、なかでも堀江美都子さんの歌う「別離」が流れるシーンは圧巻でしたね。

(略)

福井●あの曲で40年前と40年後の今の自分が出会うんですよ。(略)昔からずっと「ヤマト」を観てきた自分を肯定できるというのが、このリメイクシリーズの最大の意義でもあると思うんです。

(『2205 全記録集』159頁)

福井さんはこのように、劇中で旧作ソングを「そのまま」流すことの意味を言語化しています。さらにこれを「リメイクシリーズの最大の意義」にも引き寄せて説明していることから、『3199』でも同様の判断が下されることは間違いないと思います。

その中で、「愛よその日まで」に至っては、福井さんが明確に言及しています。

(略)この二本の原作も一作目由来のテーマを完全に忘れたわけではありません。「反戦」「あるべき戦後社会の創造」「ヒューマニズムの昇華」。それは折々のキャラクターのセリフであったり、布施明の歌う主題歌の歌詞であったり、(略)

(『2205 全記録集』141頁、太字は引用者)

福井さんは『新たなる』『永遠に』が「一作目由来のテーマを完全に忘れたわけではない」例として、「布施明の歌う主題歌の歌詞」(愛よその日まで)を挙げているのです。つまり福井さんにとって「愛よその日まで」は、旧作続編に残っていた「一作目由来のテーマ」の象徴だと言えます。

福井さんの『2205』『3199』におけるミッションは、『さらば』までの『ヤマト』が有していた「一作目由来のテーマ」を『新たなる』『永遠に』をベースに復活させることにあります。とすれば、旧作においてそれを部分的にでも体現していた「愛よその日まで」は、まさにぴったりの楽曲なのではないでしょうか。

また、「ヤマトよ永遠に」も同様です。"ヤマトよ!愛ある限り飛べ!"がこの歌の主題。福井さんの頭にある『ヤマト』の続き──"1万年後もヤマトは戦争を止めるために旅立つ"──といった展開にぴったりの歌詞となっています。

「愛よその日まで」は確定だと思いますが、「ヤマトよ永遠に」の使用にも期待したいですね。