ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

ショック

こんにちは。ymtetcです。

news.yahoo.co.jp

更新時刻前に今日の記事を確認しておこう、と思いネットを開いたところ、この報に接しました。たいへんショックです。

今日は、少し、松本零士さんに想いを馳せる時間をいただければと思います。

私にとって、『宇宙戦艦ヤマト』は「松本零士作品」でした。私が初めて接したのが90年代末から00年代初頭なので、今思えば、大人の事情が大きかった時期です。

しかし、私にとっては「松本零士作品」という枠組みがとても重要でした。

当時、私が好きだったのは『宇宙戦艦ヤマト』と『銀河鉄道999』。『キャプテンハーロック』にも興味はあって、何度か観たけれど、難しくてついていけず。

それでも、私の『宇宙戦艦ヤマト』好きは、「松本零士作品」好きとセットだったと言えます。

幼少期に一度だけ、松本零士さんのトークショーに行ったことがありました。こちらもやはり難しくて、よくわからなかったことを覚えています。ただ、一緒に来てくれた親に聞いてみると、「夢の大切さ」を熱心に語ってくださっていたそうです。

松本零士作品の魅力は、まさにその「夢」にあると思います。見上げるだけの宇宙が、旅する大宇宙へと変わる子どもの夢。そうした夢を描きながらも、世の中に生きる人たちの営みも現実味をもって描く。幼少期の私は、『銀河鉄道999』のそんなところが好きだったのかもしれません。

宇宙戦艦ヤマト』は松本零士作品か、と問われれば、今の私は正直、首を縦に振ることはできません。ですが、松本零士さんの哲学は間違いなく『ヤマト』を彩り、「松本零士作品」としての『ヤマト』と『999』の共通性は、間違いなく私を惹きつけました。「無限に広がる大宇宙」「夢・ロマン・冒険心」「宇宙は海」。誰が考えた言葉かはわかりませんが、間違いなく、これは『宇宙戦艦ヤマト』と他の松本零士作品に共通する理念・思想でしょう。

西崎さん亡き時点で叶わなかったことでしょうが、もう一度、新作『宇宙戦艦ヤマト』でお二人のクレジットが並ぶところを見たかった。残念です。