こんにちは。ymtetcです。
作品の中身はいいのですが、『スターブレイザーズΛ』と『アクエリアス・アルゴリズム』はタイトルを略しにくいのが難点です。Twitterでも呟きにくいし、ブログのタイトルにもしにくい……。
— ymtetc (@ymtetc) 2023年3月30日
今日は、この話をしていきます。
王道『宇宙戦艦ヤマト』以外のテイストを志向する作品が登場する中で、新作『宇宙戦艦ヤマト』のタイトルはどうあるべきなのでしょうか。
私は、新作『宇宙戦艦ヤマト』のタイトルは、「宇宙戦艦ヤマト」を掲げたうえで、作品の特色を示す何らかのサブタイトルを組み合わせることが大切だと考えます。
『スターブレイザーズΛ』と『アクエリアス・アルゴリズム』の問題点は、その文字列だけでは、一体何の作品なのかを判別できない点にあります。
『スターブレイザーズ』とは『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの海外における呼称ですが、海外ならともかく、日本での『スターブレイザーズ』の知名度は決して高くありません。
また、『アクエリアス・アルゴリズム』の場合は、「アクエリアス」も「アルゴリズム」も『宇宙戦艦ヤマト』に特有の単語として認識されません。いずれも、ある種の一般名詞のように世間が認知している単語なので、それ単体では一体何の作品か伝わりにくいのです。
さらに、冒頭述べたように、両者ともに略しにくい、という問題があります。
『スターブレイザーズΛ』を「スタブレΛ」、『アクエリアス・アルゴリズム』を「AA」と略すなどの工夫もあるようですが、略せば略すほどに、その文字列が一体何を指しているのか分からなくなっていきます。
この構造を打破するためには、やはり『ヤマト』の略称を使うべきだと考えます。
『ヤマト3199』『ヤマト2205』『ヤマト2202』『ヤマト2199』『ヤマト復活篇』。いずれも6~7文字程度で収まる上、『宇宙戦艦ヤマト』シリーズの作品であることが何となく伝わるような構造になっています。この良さは、ぜひ将来にも継承して欲しいところです。
ただ、この問題について、『アクエリアス・アルゴリズム』に限っては一つの対策を打ち出していると思います。単行本化した際のタイトル『黎明篇』です。
これにより、連載小説「アクエリアス・アルゴリズム」は『宇宙戦艦ヤマト 黎明編 -アクエリアス・アルゴリズム-』となり、『黎明篇』をメインタイトルに、『アクエリアス・アルゴリズム』をサブタイトルに位置付けるための道筋が作られました。同作については、ファンの側でも積極的に『黎明篇』の略称を使うべきだと考えます。
『ヤマト3199』『ヤマト2205』『ヤマト黎明篇』『ヤマト2202』『ヤマト2199』『ヤマト復活篇』。今後の新作『宇宙戦艦ヤマト』は、ここにスムーズに加わることのできるタイトルが理想なのではないでしょうか。