ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

新情報は「スタッフの名前」と共に発表するともっと楽しい

こんにちは。ymtetcです。

『3199』の設定画がついに一般公開されました。

無人戦艦も掃討三脚戦車も旧作を継承した綺麗なデザインで、嬉しい気持ちになりますね。イカルス天文台がどうリメイクされるか、にも注目です。

ただ、私は、せっかくの新情報公開なのにそれほど高揚感がないな、とも思いました。それは、私がメカ設定にそこまで熱心ではないからですが、リメイクヤマトのツイートプロモーションにおける課題も多少なりともあるのではないか、と思います。

今日は、リメイクヤマトのツイートプロモーションにおいて、「あったらいいな」と思うことを書いていきます。

今回、リメイクヤマト公式が公開したのは『3199』の設定画ですが、まだクリンナップされていない、スタッフの作業の痕跡が見えるタイプの設定画でした。

そこで、今回は「このメカデザインを描いたのは誰か」を明確にしておくことで、もう一歩深いプロモーションができたと考えます。

もちろん、リメイクシリーズのファンであれば「無人戦艦が玉盛さん」「掃討三脚戦車が明貴さん」であることは何となく推測できますが、ここを隠す意味はありません。

むしろ、玉盛さんや明貴さんの手でこの設定画が描かれていることをアピールすれば、『2205』のメカを好んでいたファンを勇気づけることができますし、玉盛さんや明貴さんの過去作への貢献を知らなかった人が、それを調べるきっかけにすることもできます。

特に今回は、本編に登場する姿そのままではない、あくまで設定画のイメージの段階です。だからこそ、「誰がこれを作っているのか」を明確にして設定画を公開すれば、今まさに人間の手で『3199』が作られている、というメッセージにもなったと考えます。

 

ところで、こうした「今作っています」というプロモーションだけでなく、作品世界に寄り添ったプロモーションのやり方もあります。

8月に新作公開を控える『響け!ユーフォニアム』シリーズでは、最近、「部員紹介」の形式をとって、いわゆる”モブ”的なキャラクターのプロフィールを流しています*1。リメイクヤマトでも、いわゆる”モブ”に名前が付けられていますので、やる価値はありそうです。

ただ、こういった作品世界に寄り添ったプロモーションを行う場合は、むしろスタッフの名前は隠しておいた方が没入感を維持できます。

大切なのは使い分けですね。

*1:m既存の”モブ”的キャラクターのプロフィールを流しているだけなのに、Twitter上で『3199』の新設定に匹敵する閲覧数と、『3199』の新設定を上回る「いいね」を獲得している点は、両作品のネット上での力関係をよく示していて考えさせられます。