ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

大胆なスタッフ起用があってもいい

こんにちは。ymtetcです。

西﨑彰司さんがかつて「私の仕事は才能を見つけること」と述べた時、私は大いに期待したものです。富野作品のイメージが強い福井晴敏さんをヤマトに起用したように、これからはもっともっと大胆な起用が見られるのではないか、と。

しかし、福井さんのヤマト脚本にも慣れてきた現状、当時期待したような大胆な起用は、あまり見られないのも事実です。高島さんはガンダムの人ですし、吾嬬さんにもガンダムが声をかけていた、との話があります。2205も、見方を変えれば「ガンダムの脚本家とマクロスの監督」なわけで、他作品から借りてきた感を受けます。

宇宙SFものを作れる人となると、既にガンダムマクロスが目をつけている人ばかりなのでしょう。また、特に現在のスタッフ起用が間違っているとは思いません。むしろ「間違いの少ない」、王道をいく起用とさえ思えます。

ただ、当初の期待を思えば、私は物足りないのも事実です。

近年のヤマトにおける大胆な起用といえば、コミックのイメージが強い吾嬬さんをテレビアニメの脚本家として読んだところでしょう。その企画が結局コミックのΛに落ち着くわけですが、こうした大胆は発想はもっとあっていいと思いますね。