ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

西暦2024年の『宇宙戦艦ヤマト』展望

こんにちは。ymtetcです。

本日は、今年の『宇宙戦艦ヤマト』で楽しみなことについて、書いていきます。

『さらば』4Kリマスター

今年、何よりも楽しみなのが『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の4Kリマスター上映です。私にとっては、初の劇場での『さらば』となります。

宇宙戦艦ヤマト』の劇場体験として、最も多く語られるのが『さらば』でしょう。

発進シーンの迫力、終盤での劇場内のすすり泣き、アナライザーと佐渡先生が戦死した時の「一線を越えた」感覚、静寂に響く「違う、断じて違う!」……

この”体験”を、心から楽しみにしています。

昨年末に上映された『劇場版』の4Kリマスターでも、ガミラス本土決戦と、それに続く古代の語りは圧巻でした。「沖田の死」の場面では、思わず涙も……。

暗い映画館に座って観るからこその体験を、ぜひ味わいたいですね。

『ヤマトよ永遠に REBEL3199』

今年はリメイク新作の『3199』もあります。

実は色々と楽しみなことはあるのですが、昨日のリーク情報に触れてしまったので、現段階ではあまり語れることもありません。

ただ、間違いなく楽しみな作品となりました。

ヤマト世代に再び『ヤマト』体験を

『3199』にとって、今回の『さらば』リマスター上映はチャンスです。

現在、旧作のリマスター上映と新作は、ある種、一体となって推進されています。『3199』最新情報も、おそらくは『さらば』上映開始と同時期に公表されるでしょう。先のリーク情報をみるに(既にアフレコが行われている事実を鑑みるに)、「特報」であれば、十分に出すことも可能だと思います。

上映後に「特報」を流すと読後感が損なわれますから、おすすめは上映前の予告編で流すことだと思います。旧ヤマト世代の方々も訪れる『さらば』上映ですので、そこで新作を意識づける機会を設ければ、思わぬ宣伝効果が生まれるかもしれません。

3年前、Twitter(現X)の公式ハッシュタグが「#宇宙戦艦ヤマト」に統合され、そのころから、リメイクシリーズの位置づけも「『宇宙戦艦ヤマト』の新作」に変わりました。その方針転換は、未だ大きな成果には結びついていませんが、この旧作上映、それもビッグタイトルである『さらば』の上映は、大きなチャンスだと言えます。

「ヤマトの復権」は、少なくともコンテンツ的な「復権」は、難しいでしょう。

ただ、『ヤマト』を懐かしむ人々に、もう一度『ヤマト』という体験を与えること、それ自体に意味があると、最近考えるようになりました。青春を過ごしたコンテンツを再び”今”に蘇らせ、その”体験”を復活させる。

それができるのは、ヤマト世代に購買力のある今がラストチャンスと言えます。

リメイク世代も多くが大学生以上となり、成熟してきました。リメイクが着実に次世代に受け継がれているからこそ、ヤマト世代もまた楽しめる『ヤマト』を作り、ヤマト世代が楽しむ姿を次世代にも見せることで、『ヤマト』が持つ力強さ、商業的な価値とはまた異なるエネルギーを、次世代にも伝えていくことができるのではないでしょうか。

 

旧作と新作が入り混じる2024年、本当に楽しみです。