こんにちは。ymtetcです。
本日は、今年の『宇宙戦艦ヤマト』で楽しみなことについて、書いていきます。
『さらば』4Kリマスター
今年、何よりも楽しみなのが『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』の4Kリマスター上映です。私にとっては、初の劇場での『さらば』となります。
『宇宙戦艦ヤマト』の劇場体験として、最も多く語られるのが『さらば』でしょう。
発進シーンの迫力、終盤での劇場内のすすり泣き、アナライザーと佐渡先生が戦死した時の「一線を越えた」感覚、静寂に響く「違う、断じて違う!」……
この”体験”を、心から楽しみにしています。
昨年末に上映された『劇場版』の4Kリマスターでも、ガミラス本土決戦と、それに続く古代の語りは圧巻でした。「沖田の死」の場面では、思わず涙も……。
暗い映画館に座って観るからこその体験を、ぜひ味わいたいですね。
『ヤマトよ永遠に REBEL3199』
今年はリメイク新作の『3199』もあります。
実は色々と楽しみなことはあるのですが、昨日のリーク情報に触れてしまったので、現段階ではあまり語れることもありません。
ただ、間違いなく楽しみな作品となりました。
ヤマト世代に再び『ヤマト』体験を
『3199』にとって、今回の『さらば』リマスター上映はチャンスです。
現在、旧作のリマスター上映と新作は、ある種、一体となって推進されています。『3199』最新情報も、おそらくは『さらば』上映開始と同時期に公表されるでしょう。先のリーク情報をみるに(既にアフレコが行われている事実を鑑みるに)、「特報」であれば、十分に出すことも可能だと思います。
上映後に「特報」を流すと読後感が損なわれますから、おすすめは上映前の予告編で流すことだと思います。旧ヤマト世代の方々も訪れる『さらば』上映ですので、そこで新作を意識づける機会を設ければ、思わぬ宣伝効果が生まれるかもしれません。
3年前、Twitter(現X)の公式ハッシュタグが「#宇宙戦艦ヤマト」に統合され、そのころから、リメイクシリーズの位置づけも「『宇宙戦艦ヤマト』の新作」に変わりました。その方針転換は、未だ大きな成果には結びついていませんが、この旧作上映、それもビッグタイトルである『さらば』の上映は、大きなチャンスだと言えます。
「ヤマトの復権」は、少なくともコンテンツ的な「復権」は、難しいでしょう。
ただ、『ヤマト』を懐かしむ人々に、もう一度『ヤマト』という体験を与えること、それ自体に意味があると、最近考えるようになりました。青春を過ごしたコンテンツを再び”今”に蘇らせ、その”体験”を復活させる。
それができるのは、ヤマト世代に購買力のある今がラストチャンスと言えます。
リメイク世代も多くが大学生以上となり、成熟してきました。リメイクが着実に次世代に受け継がれているからこそ、ヤマト世代もまた楽しめる『ヤマト』を作り、ヤマト世代が楽しむ姿を次世代にも見せることで、『ヤマト』が持つ力強さ、商業的な価値とはまた異なるエネルギーを、次世代にも伝えていくことができるのではないでしょうか。
旧作と新作が入り混じる2024年、本当に楽しみです。