ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

第5話『宇宙戦艦ヤマトNEXT スターブレイザーズΛ』メモ

こんにちは。ymtetcです。

宇宙戦艦ヤマトNEXT スターブレイザーズΛ』第5話「End(less) Universeが公開されました。

comic.webnewtype.com

今回はマリナ回の前編、といったところです。

今日は感想と所見を、いくつかメモ書きしていくことにします。

  • ○パターンが見えてきた?
  • ○華麗なパスワーク
  • ○キャラクターの結びつき
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諸事情によりお休みをいただきます。

こんにちは、ymtetcです。

今回は諸事情によりお休みをいただきます。誠に申し訳ございません。

『Λ』最新話も公開されましたので、次回は『Λ』を取り上げるつもりです。じわじわと風呂敷を広げておられるようで、じりじりとした緊張感がありますね。

 

さて、今日はずっと前に「取り上げるまでもないけど気になる話だな~」と思っていたことを書きます。ご存じの方もいらっしゃると思いますが、

守秘義務を負っていると思われる、アニメ副監督が、SNSでネタバレをしているが、罪には当たらないのか? | ココナラ法律相談

『ヤマト2202』副監督の小林さんのツイートについて、法律相談をされた方がいたと。

これに対して中尾田弁護士は

  • ネタバレの行為と損害の因果関係が相当程度認められないと、刑事裁判にはならない
  • 製作委員会と副監督の間の契約が守られているかを問う民事レベルの話となる

と回答されています。非常に短い回答ではありますが、それだけにシンプルで分かりやすいな、と思いました。

一点目については、副監督のネタバレが『2202』の収益に影響していたとは到底思えないので(副監督のツイート自体は『2202』の評判に大きく影響していたような気がしますが)、恐らく問題ないでしょう。

となると、問題になるのが二点目ですね。要するに副監督のツイート内容が、製作委員会と副監督の間で結ばれた契約に違反していないかどうか、です。

こうなってくるとファンとしては全く触れることのできない問題ですので、製作委員会に最終的な判断を下してもらうしかないです。そして、その結果が『2205』のスタッフ陣容なのだと思うほかありません。ただ、ネタバレが契約違反になったとかそういう話は聞いたことがありませんので、直ちに因果を結びつけることはできないのですが……。

むしろこれまで聞いた範囲で言えば、小林さんのツイート等々を含めた全体的な仕事ぶりを総合して判断した結果なのかな、と思います。個人的には、小林さん自身どこまで続編に携わる気があったのか、も疑問に思っている点です。

このように、この件は「終わった問題」ではあります。とはいえ同様の問題は今後も起こり得るわけですし、現に(副監督ほど直接的ではないにせよ)「SNSに作業中の写真載せる系」の監督さんも世の中に一定数いらっしゃるわけです。そういった方々を見る時、「ああ、この人たちは契約で認められた範囲でやってんだろうな」と思うだけでも、また見え方が変わってくるのではないでしょうか。

今日はそんな小話でした。時々こういったノリで書くのも、気楽でいいですね。

『ヤマト2202』の出現をめぐって

こんにちは。ymtetcです。

今日は『ヤマト2202』が出現した背景・目的・意義について、私の考え方を改めて整理しておきたいと思います。

最近では「Not my mulan」の動きもありましたが、『2202』は『2199』以上に「わたしの『宇宙戦艦ヤマト』ではない」と言われた作品でもありました。また『宇宙戦艦ヤマト』作品の系譜に注目する中で、改めて整理する必要性も感じました。

  •  ①なぜ『ヤマト2202』は出現したか
  • ②『ヤマト2202』は何を目指したのか
  • ③『ヤマト2202』への想い
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ymtetcの「願い」

こんにちは。ymtetcです。

最近、有力政党の代表選が相次いでいますね。選挙で語られるのは、往々にして理想論。実態が伴わないこともあり、政治不信の遠因にもなっていますが、私自身は、そういった選挙の際の「綺麗な言葉」は嫌いではありません。

今日はそんな日本社会の風にも乗せられて、私の「願い」を書いていきます。

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「アクエリアス・アルゴリズム」が切り開く新たな地平

こんにちは。ymtetcです。

現在『ヤマトマガジン』で連載されている小説「アクエリアスアルゴリズム」(以下「アク・アル」)。本作は今、それほど話題になってはいません。ですが、それは決して作品の出来が悪いからではありません。

「アク・アル」は『ヤマトマガジン』限定。すなわち、有料会員限定の作品なのです。『宇宙戦艦ヤマト』運営の重要な資金源である「ヤマトクループレミアム」会員を募集するための、ある意味「餌」のようなもの。ファンがその内容に触れながら感想を投稿する、それにはどこか、気が引ける思いがあるのでしょう。事実、私もそうです。

本作は非常によくできています。『宇宙戦艦ヤマト』シリーズ全体へのリスペクトに加え、『復活篇』を補完せんとする熱意にも満ち溢れていると感じます。そして、それ以上に、本作には『宇宙戦艦ヤマト』シリーズ上、重大な意義が存在しています。

重大な意義とは、一体なんでしょうか。本作の意義は、「未来」「可能性」「希望」を切り開く作品となり得る、その独特な立ち位置にあります。

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『宇宙戦艦ヤマト』における「西暦」の壁

こんにちは。ymtetcです。

宇宙戦艦ヤマト』シリーズには、種々の限界があります。一つに、最近活発に記事にしてきました、『1974ヤマト』の世界観から抜け出せない、といったものがありました。ただそれは、『Λ』によって新しい第一歩が切り開かれつつあります。

ところが、その『Λ』もまた、『宇宙戦艦ヤマト』の抱える限界=壁に、他の『宇宙戦艦ヤマト』作品と同様、ぶつかっていると考えます。

それが、「西暦」の壁です。

  • ①「西暦」の壁
  • ②「西暦」の意味
  • ③「西暦」という壁
  • ④「西暦」でなければならない理由
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『ヤマト2202』以降の『ヤマト』の進む道

こんにちは。ymtetcです。

前々回の記事では、『宇宙戦艦ヤマト』シリーズを血統に見立て、血統の中での『Λ』の立ち位置について考えました。今日はそこから発展させつつ、『2202』とそれ以降の『宇宙戦艦ヤマト』について、「”才能”を探す」との言葉から考えてみましょう。

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