宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち
こんにちは。ymtetcです。 『ヤマト3199』を控えている2024年。上映館数はリメイクシリーズの「非劇場版」作品としては最多であり、ファン層拡大への期待も膨らむ…… と言いたいところですが、私はそうは思えないのが現状です。
こんにちは。ymtetcです。 『ヤマト2199』と『2202』『2205』を比較すると、どちらかと言えばライトに観られるのが『2199』なのに対して、『2202』『2205』はあまりライトに観ることはできあに作品だと言えると思います。「初心者向け」の観点からも、(単純…
こんにちは。ymtetcです。 『2199』以来のリメイクシリーズだけでなく、平成ヤマトの起点となった『復活篇』においても、近年の『宇宙戦艦ヤマト』には「若い世代向け」の発想が大なり小なり盛り込まれています。今後も「若い世代向け『宇宙戦艦ヤマト』」の…
こんにちは。ymtetcです。 『3199』が公開されるかどうか、不安な声が絶えません。これは『2205』公開前も同様だったのですが、今回気がかりなのは「フクヤマニメ」の件です。すなわち、「今度公開する」と言われた情報が公開されなかったこと。これはファン…
こんにちは。ymtetcです。 前回の記事「【ヤマト2205】福井晴敏が『ヤマト』をやる理由」に、以下のような指摘がありました。 そのヒューマニズムの安っぽい乱用が問題ではありませんか。現実社会では,ヒューマニズムより,企業の利益追求が優先せざるを得…
こんにちは。ymtetcです。 今日は前回の「福井晴敏の『ヤマト2205』語り パート2」を踏まえた記事です。 リメイク・ヤマトに対する批判意見として、一つに「これを『ヤマト』でやる意味はあるのか」「自分の新作でやれ」というものがあります。出渕さんの頃…
こんにちは。ymtecです。 『ヤマト2202』と『2205』で展開された、古代進とアベルト・デスラーのドラマ。福井さんが脚本となって以降、二人の間にドラマが生じるようになりましたね。 ですが、その温度感は旧作とは異なります。「好敵手」や「友情」といった…
こんにちは。ymtetcです。 福井ヤマトの終着点の一つである『2205』。福井さんは『2205』を「生きてきた年月をもって共感できる」「大人が見られるもの」と述べています。ですが、主人公の一人である古代進に対して「いつまでも悩みやがって」との声も根強い…
こんにちは。ymtetcです。 前回の記事で書いたように、『2205』前章の公開に際して福井さんは『ヤマト』を「シニア向け作品」と呼びました。 しかし福井さんは、『2202』まではそんな表現を使っていませんでした。では、『ヤマト』は「シニア向け作品」であ…
こんにちは。ymtetcです。 多くの例に違わず、私も『2202』の序盤の評価が比較的高い人間でした。 それは、『2202』序盤の展開が、新しいスタッフの新鮮味を出しつつ、いくつか「旧作そのまま」の部分を残していたからです。 ヤマト発進をめぐるドラマ、ガト…
こんにちは。ymtetcです。 『ヤマト2202』と『2205』の2作品を経て、福井ヤマトのパターンも少し見え始めました。そこから、『ヤマト3199』の予想を立てる上で気を付けたいことがあります。今日は、そのことについて考えます。
こんにちは。ymtetcです。 いわゆる「福井ヤマト」は、『ヤマト2205』で2作目、『3199』で3作目となります。 宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち ‐全記録集‐ COMPLETE WORKS KADOKAWA Amazon 『2205 全記録集』に掲載されている企画書には、『2205』だけでな…
こんにちは。ymtetcです。 豊田有恒さんの名前で残されている『新たなる旅立ち』の「SF基本設定」には、1979年2月5日に作成された原案として、以下の内容が書かれています。
こんにちは。ymtetcです。 『ヤマト2205』の挿入歌「別離」は、福井さんの希望で使用されました。 ――あとは音楽の使い方が印象的で、なかでも堀江美都子さんの歌う「別離」が流れるシーンは圧巻でしたね。 福井〇台本の段階から、ここで使おうと指定を入れて…
こんにちは。ymtetcです。 福井さんは『2205』と『3199』の主題として、「『2』ではなく『さらば~』の続編として」を掲げています。福井さんの言葉を借りれば「ショー」になってしまった『2』以降のヤマトを、「作品」であった『さらば』と地続きの作品とし…
こんにちは。ymtetcです。 宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち ‐全記録集‐ COMPLETE WORKS KADOKAWA Amazon 福井さんは、『2205』の企画書に次作『3199』の方針をいくつか記しています。 そこには『3199』が『2202』と似たアプローチをとりながら、『2202』…
こんにちは。ymtetcです。 宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち ‐全記録集‐ COMPLETE WORKS KADOKAWA Amazon 今日も『ヤマト2205』全記録集を読みながら、『2205』について考えていきます。今日のテーマは、「福井ヤマトの現状と限界」です。 〇福井ヤマトの…
記事の投稿が遅くなりました。ymtetcです。 先月22日に「第5話が私の評価を狂わせた」と題した記事を投稿しましたが、『2205』第5話は私にとって鬼門です。前章を賞賛しながら後章の評価が芳しくないのは、主にこの第5話が原因だからです。 先月22日の記事を…
こんにちは。ymtetcです。 多くの中心スタッフが変更され、内容面では『2199』との連続性も議論の対象となった『2202』。しかし、同じ「福井ヤマト」でありながら、『2205』では部分的に『2199』路線への回帰とリスペクトが見られました。 今日は、その背景…
こんにちは。ymtetcです。 ymtetc.hatenablog.com 今日は2020年4月に書いた記事の答え合わせです。 結論から言えば、『2205』のコンセプトはおおむね、この記事と似たようなものでした。旧『新たなる旅立ち』をリメイクする以上、他の方針をとりようがないん…
こんにちは。ymtetcです。 宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち ‐全記録集‐ COMPLETE WORKS KADOKAWA Amazon 福井さんは『2205』の「企画メモ」で、今後の『ヤマト』の物語の在り方として、二つの道筋を提示しています。 (略)幾多の試練を乗り越え、「古代…
こんにちは。ymtetcです。 『新たなる旅立ち』のリメイクである『2205』は、『2199』『2202』とは違い、原作が「不朽の名作」ではありませんでした。それゆえ『2205』は、単純な「再現」としてのリメイクというよりは、コンテンツとしての再挑戦、いわば「リ…
こんにちは。ymtetcです。 私は『2205』前章・第2話の新乗組員訓練シーンが好きです。リメイクシリーズ(『2199』『2202』『2205』)の中で、もっとも出来のよいシーンだと考えています。今日はこれについて、考えていきます。 〇航空隊による模擬戦闘訓練 …
こんにちは。ymtetcです。 旧『新たなる旅立ち』を観ると、意外にも『2205』で再現されている場面が多いことに気付きます。しかし思い返せば、「旧作が再現されている」事実をもって、『2205』が賞賛されることはありませんでした。今日はこれについて、考え…
こんにちは。ymtetcです。 今日は、『ヤマト2205』に初登場したカラフルなアナライザー、通称「アナライザーズ」の果たした役割について考えていきます。
こんにちは。ymtetcです。 私の『2205』評価は前章がピークで、後章でやや下がりました。「導入は上手いけど、最終話は上手くない」と時折言われる福井さんの傾向からすれば仕方ないのかもしれませんが、私の場合、最終話には大きな不満はありませんでした。…
こんにちは。ymtetcです。 いつもコメントをありがとうございます。返信できず申し訳ありません。ただ、必ず目は通すようにしています。 さて、いただいたコメントを読みながら考えたのは、私が『2205』以降、”書きにくさ”を感じており、それが記事にも表れ…
こんにちは。ymtetcです。 今日は、いわゆる「リメイク・ヤマト」の捉え方を再考していきます。
こんにちは。 ymtetcです。 『ヤマト3199』の敵・デザリアムを「並行宇宙の地球」と見なす意見は根強いです。 さらに実際、『2205』にあって、それを匂わせる描写も少なくありません。仮に「並行宇宙の地球」ではなくとも、何らかの並行宇宙や、時間をさかの…
こんにちは、ymtetcです。 以前より情報のあった、『2205』全記録集の詳細が発表されました。 今日は特に「秘蔵企画メモ」について、考えていきます。