こんにちは。ymtetcです。
前回の記事では、『宇宙戦艦ヤマト』第24話「死闘!神よ、ガミラスのために泣け!!」における古代進の語りは、「人間は互いに『命の大事さ』を知っているのだから、『愛し合うこと』をしなければならない」という趣旨であったと述べました。
この「命の大事さを知ること」=「愛を知ること」といった構図は、『宇宙戦艦ヤマト』から『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』に受け継がれ、『さらば』を原作とする『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』にも繋がっていきます。
その点においては、『さらば宇宙戦艦ヤマト』、そして『ヤマト2202』は、初代『宇宙戦艦ヤマト』のテーマ性を、(一部分にせよ)受け継いだ作品であると言えます。
- 『さらば宇宙戦艦ヤマト』のクライマックス
- 「喪失」を植え付け続けた『さらば』
- 「命の大事さ」を知る古代進
- 「喪失の悲しみ」の前提にある「命の大事さ」
- 「命の大事さ」を知らない理不尽な暴力