※弱ネタバレ注意!(『「新たな悪魔の選択」が何話か分かった!』と同様の内容を含みます)
『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』のフォーマットに関しては、これまで何度かお話をしてきました。恐らく、多くの方の認識はこうだと思います。
テレビシリーズ全26話を全7章に分割して、劇場上映&ディスク販売をしている。
これはこれで間違いはありません。確認は取れていませんが、他の媒体でもこのように紹介されているのではないでしょうか。
私は以前、波動砲問題について述べた際、一応の決着がついたのが13話であったことに着目して「1クールで波動砲問題は終わった」と紹介しました。これはこれで、1クールで一つの区切りがついたという点では間違いないかと思っています。
今日私が紹介する仮説は、以下の通りです。
テレビシリーズ全26話のうち、作品は大きく、
第一章:第1話~第9話
第二章:第10話~第18話
第三章:第19話~第26話
の3章に分けられる。
何故私がこの仮説を提唱するかと言うと、先日お話した「新たな悪魔の選択」の件があるからです。
2202を観られた方はご存じの通り、一度目の「悪魔の選択」が行われたのは第9話です。ここでは『さらば』を意識した音楽が使用され「二人の結婚式」という名場面の要素も回収されました。そして、第三章『純愛篇』のキャッチコピーは”愛する人のためだけでいい――”でした。『ヤマトより愛をこめて』の一節です。
このように、ある意味で第9話は『さらば』のラストを描いているのであり、ここで一つの区切りがついたともいえます。そして何の因果か、狙い通りなのか、次の「悪魔の選択」がやってくるのは第9話+9話、すなわち第18話なのです。
第18+9は第27話ということになりますが、2202は全26話なので27話はありません。
すなわち2202は、9話+9話+8話の全3章なのではないでしょうか。
この仮説を裏付ける根拠はもう一つあります。
それは、第五章のキャッチコピーです。
”ラスト五分――涙とともに、あなたは衝撃の結末を目撃する。”
こんなキャッチコピーを付けるのは最終話以外にないのではないでしょうか。
上述のように第9話も、一つの最終回でした。
キャッチコピーから、第18話も一つの最終回です。
そして、第26話もまた、最終回なのです。
この仮説を考えるうちに、ここから予想し得る第18話のラストと、第26話のラストの方向性が浮かんできましたので、また記事を改めて書いてみたいと思います。
どうせ予想は裏切られるのですから、予想はやってナンボです。