ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

ヤマト2202 第五章で『アンドロメダ』が使われなかったワケ

2202の土星沖海戦では、私は『ヤマト2』タイプの艦隊戦を期待しておりましたので、『さらば』式を採用していた今回の艦隊戦には不満だらけでした。

中でも私が驚き、同時にがっかりしたのは、2章以来おそよ一年ぶりに流れるはずだったBGM『アンドロメダ』の不採用です。

このBGMはヤマト2においてもさらばにおいても使用されていますので、当然使用されるものだと私は確信しておりましたが……。

しかし、音響監督の吉田さんは旧作を活かした音楽の使い方をされる人です。何かワケがあるのではないでしょうか。今日はそれを妄想してみたいと思います。

ここで、ヤマト2での印象的な『アンドロメダ』の使い方を振り返ってみます。

○火炎直撃砲の脅威に晒される地球艦隊。

○土方司令は転進を命じ、皆が驚く。

○「カッシーニの間隙」まで後退する地球艦隊。

○それを追撃し、土星の環の中で火炎直撃砲を放つガトランティス艦隊。

○ガトランティス艦隊が姿勢を乱す!

○「今だ!全艦反転!」

ここで『アンドロメダ』が流れます。シンプルなヒロイックさですけど、かっこいいんですよね。

さてこの『アンドロメダ』、さらばでは艦隊集結時に流れていますので、2202式の艦隊戦でも同じことは出来たはずです。

ではなぜ、それをしなかったのか。

そう、アンドロメダはまだ沈んでいないのです!

2202でアンドロメダ艦隊は、アポロノームを失いこそしていますが、他は何とか無事に脱出しました。

となるともしかして、2202の艦隊戦はヤマト2でいえば、まだ上から2番目の「転進」段階なのではないでしょうか。

つまり、より敵を(地球へ)引きつけての決戦で「一発逆転!」の『アンドロメダ』が、聴けるのかもしれません。その時のために、温存されているのかも。

そう思うと、次章へ向けて期待が高まってきませんか?