こんばんは。ymtetcです。
今日は「ヤマト2202と銀河」を書いてみようと思います。
〇これからの見通し
先日の記事
で完結編・復活篇を終え、リメイクシリーズに入っていきます。順番では2199から2202へと書き進めていくのが当然です。しかし、ここからは作品の順番にとらわれずに進めていきます。
まずしばらくの間、人々が繋ぐ特殊能力＝「縁の力」を備えた存在としての2202・宇宙戦艦ヤマトについて考えてみます。2202ヤマトは、これまでの記事で指摘する「人間的特殊能力型人類最後の希望」だと言えます。
そして、最後に《銀河》について考えます。《銀河》については未だ検討の余地を残していますが、
銀河：人工知能の自律操作を見据えた次世代艦の先駆け的存在
（Amazonプラモデルページを参考に）
という情報を踏まえても、「人間」とは対置される存在であると考えるのが妥当です。
さらに、《ヤマト》と《銀河》それぞれの記事の間に、《ヤマト》と《銀河》を繋ぐ《コスモリバースシステム》について考える記事を少し書いてみたいと思っています。
今日は、ヤマトと「縁の力」について考えてみましょう。
〇リメイク版宇宙戦艦ヤマト「縁」の歩み
この記事は、「縁」を踏まえて2199ヤマトの旅を振り返るのが主題です。
-
第一章：「ヤマト」の名、そして古代進
第一章では、ヤマト発進までが描かれます。
「大いなる和――ヤマトを中心とする縁」。テレサはこう古代に告げたわけですが、「大和」という漢字をテレサが念頭に置いているということから、新型宇宙戦艦が「ヤマト」と名づけられ、戦艦大和を模した赤錆びた擬装をしていたことにも、何らかの「縁」があったのかもしれません。
そして、古代進という存在が、夕日に眠るヤマトと出会うことも。ここに加藤三郎が関係している！と興奮する私は、たぶん考えすぎです。が、古代守が離脱して古代進が戦術長になり、そして、進が艦長代理になる2202、ズォーダーとの出会いまで、全ては白色彗星を止めるための過程だったのかもしれません。
-
第二章：シュルツとの出会い
シュルツとの出会いは、ガミラスから見れば「ヤマトとの出会い」です。そしてガミラスとはすなわち、デスラー総統ということ。デスラーは第二章で、ヤマトのことを小耳に挟みます。そして次章で、初めての直接対決となる訳です。
-
第三章：デスラーとの戦い、ガミロイド、メルダとの出会い
デスラーとヤマトの初めての戦いは、デスラーにとっては結末の決まっていたショーでした。しかしヤマトはそれを出し抜きます。この時デスラーは、ヤマトの存在をより強く認識したことでしょう。
そして、ガミロイドとの出会いもまた、ヤマトにとっては一つの事件でした。ガミラスの高度な科学力を実感する出来事であったと言えます。
ガミラス人との初めての対面は、メルダ・ディッツを介してのものでした。肌の色を除いて、地球人類と変わらない「人間」であるということが分かったのです。
-
第四章：フラーケン・ジレル人との出会い
第四章でヤマトはフラーケンとの戦闘に挑みます。この時、フラーケンを派遣したのは他ならぬドメルです。これ以降、ドメルはライバルとしてヤマトと対峙します。
ジレル人はヤマトに精神攻撃を仕掛けてきます。このジレル人との出会いは、星巡る方舟へと続く「縁」になりました。
-
第五章：ドメルとの出会い
第五章では、ついにドメルとの初対決に至りました。ドメルとの出会いは、すなわちバーガーとの出会いでもあります。
-
第六章：ドメルとの決戦
七色星団における戦いで、ヤマトはドメルを打ち破りました。その因縁は、この戦いを生き残ったバーガーとの「縁」として、星巡る方舟へと続いていきました。
-
第七章：イスカンダルとの出会い
ヤマトは波動砲の力をもって、デスラーの「狂気」からガミラスを救います。それを目撃したヒスは、地球との和平へ舵を切ります。
イスカンダルに辿り着いたヤマトは、コスモリバースシステムを与えられます。コスモリバースを与えられる過程には、スターシャに対するユリーシャの説得がありました。これも一つの「縁」かもしれません。
また、古代進を戦術長に押し上げた「縁」を媒介した古代守の離脱が、森雪の蘇生を導く、というのも興味深い点です。
-
星巡る方舟：バーガーとの対面
星巡る方舟におけるバーガーとの出会いは、当初ザルツ人と偽ってのものでした。ヤマトへの復讐を誓っていたバーガーは、相手がヤマトクルーだと知らずに共同生活を送ったのです。
その後、共同生活していたザルツ人の正体が憎きヤマトクルーであることに気付くバーガーですが、最後には協力してこの危機を乗り切るという「選択」をします。
〇「縁」は2202へと続く
これらは、2199でヤマトが出会った者たちです。
もちろん、これだけではありませんが……。
これらの「縁」は2199から2202へと続いています。
次回の記事では、副監督ネタバレにも踏み込みながら、2202について考えていくことにしましょう。
