こんばんは。ymtetcです。
昨晩は第六章の関係者試写会があったようですねー。面白いツイートを目撃しましたので、今後記事にできたらいいなぁと思っています。
では、今回の記事です。
映画.comが参考になるかは分かりませんが*1、2202のレビュー平均評価を並べてみると、
第一章:3.8
第二章:4.0
第三章:3.1
第四章:3.7
第五章:3.3
こんな感じでした。
この傾向は、私の実感に近いです。
第一章はまぁ好感触、第二章は結構盛り上がり、第三章で「どういうこと?」、第四章は盛り返した、第五章は期待外れ*2。私の実感はこんな感じです*3。
これはデータとして参考にしておきます。
さて、今日の記事では、比べて客観的なデータは別として、個別の「ファン」を想定して書いてみます。
どんな「ファン」かと言いますと、それは
- 章を追うごとに2202を嫌いになっている「ファン」
です。最低でもこの世に一人はいると読んでいます(笑)。
章を追うごとに2202を嫌いになるスパイラルの一例を、「作品」と「副監督」に着目して書き起こすのが今日の目標です。
- スッキリ終わらない各章ラスト
- 本編のクオリティ
- 公開間隔の長さ
- 副監督ツイッター
仮定したスパイラルを先に紹介してみると、こんな感じでしょうか。
- スッキリ終わらない各章ラスト
2202の大きな特徴として「いいところ」あるいは「ひどいところ」で章が終わる、という特徴があります。
シリーズ構成の福井晴敏氏は、この2202各章ラストを、シーズン間で「引き」の強烈な海外ドラマになぞらえています。
これは諸刃の剣です。
2202のような「引き」が強烈な作品も良いのは良いんですが、逆に一本の映画として「後味の悪さ」を生んでしまうことがあります。
2202で例えれば、第三章のラストは次章への期待を盛り上げるものでしたが、第五章のラストは後味の悪いものでしたね。
2199第五章のように、映画として綺麗なラストシーンの方を好む人もいます。また、「引き」を好む人でも、小さな小さなストレスが、回を追うごとに蓄積していきます。
- 本編のクオリティ
2199も同様ですが、大抵の作品には観ていれば不満点が湧いてくるもの。
これも、同じ「ストレス」になります。
そして、これら二つの「ストレス」を増幅させるのが、公開間隔の長さと副監督です。
- 公開間隔の長さ
これは分かりやすいのではないでしょうか。
ラストで抱えた「ストレス」は、エンドロール後の予告編で増幅します。次回の公開が遠いからです*4。
それも、前作2199より遥かに。
これは重要なことです。2202のクオリティは総体として2199より劣っていると言われています。それなのに、2199より公開間隔が長い。これは、本編に関するストレスを増幅させます。
- 副監督ツイッター
ここまでのスパイラルは、比較的多くの人に当てはまるものかもしれません。本来ならば、ここまでのスパイラルが毎章繰り返され、小さなストレスが蓄積していくという道を辿ります。
ここからは、一部の人に当てはまるものです。
ここまでのスパイラルで生じ、あるいは増幅してきたストレスをツイッターに吐き出したとします。
すると、エゴサでこれを捕捉した副監督が飛んできます。
そして、ブロック。
ブロックの自由は皆が持っているとはいえ、この行為が「スタッフから拒絶された」と解釈されるのは仕方のないことです。
これで、ストレスはさらに増幅します。人によっては、作品あるいは副監督に対する「個人的な恨み」に変わります。
「恨み」へと変われば、これまで低評価してこなかった点まで「恨み」の対象となり、二度とその低評価が覆ることはありませんよね。
今回想定した「ファン」においては、このスパイラルが毎章繰り返されることで評価が下がっているのではないでしょうか。
もちろん、2202が低評価に至るまでの要因は他にもあると思います。
ですが、このスパイラルが当てはまる人もいるでしょう。
そんな「ファン」を想定すると、副監督のツイッター上の振る舞いが、彼自身に大きな損をもたらしていることが分かります。
とても勿体ないことです。作品外のことで、作品が正当に評価されないのですから。