お久しぶりです。ymtetcです。
ごあいさつ
まずは、突然更新を止めてしまったことをお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。
理由は単純で、「毎日投稿」ができなくなったからです。ブログを始めた時、私には一つ「毎日投稿しよう」という決め事がありました。その結果悩んでしまい、更新を一時止めてしまったこともありました。
そして4月になった頃、2202は完結して時間が経ち、話題も減って、その上「これ以上副監督を追いかけても仕方ないな」という感覚を持っていたこともあって、ついに「更新を止める」という判断をしました*1。
今回この記事を書いているのは、ヤマトクルーから会報を通じて「続編情報」という「燃料」が投下され、これに対する私の見解をまとめておきたいな、と考えたからです。ですから、これから再びブログを毎日書き始める、ということではありません。その点はご了承ください。
続編情報──少し残念な結果
既に公式でも発表されているため、「ヤマト2202の続編」の情報についてはご存知の方も多いと思いますが、ここで改めて整理しておきましょう。
- タイトルは『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』
→2202とそっくりのタイトルロゴ
- 2020年秋上映予定
→公開形態(テレビシリーズ? 2199方式? 単発映画?)は不明
- シリーズ構成:福井晴敏
→監督、メカ、音楽の担当は不明*2
- 2202から3年後の世界が描かれる
→具体的ストーリー(リメイクかどうか、を含む)は全くの不明*3
私はこの情報を見たとき、正直なところ「がっかり」しました。理由はひとつ。「新しいヤマト」が観たかったからです。
私のヤマト2202に対する立場を敢えて「派閥」に分類するならば「親2202」「親福井」「反副監督」だと考えています。副監督は嫌いでも、2202は嫌いじゃない、福井さんのアイデアは面白い……という立場です。
そして、その背景にあるのは「福井さんなら新しいヤマトの姿を見せてくれる」という期待と、実際に(良くも悪くも)見せてくれたという喜びでした。
そうすると、どうでしょう。『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』は、2202にそっくりなロゴデザイン、福井さんの続投と、極めて(2202が2199にしてきたこととはうって変わって)前作である2202に対して誠実な、正統なる「続編」、という印象を受けます。
2199、2202には、それぞれ味わってきた成功と失敗があったと思います。私としては、それらを踏まえた「新しいヤマト」が観たかったわけです。しかし、これでは単なる2202の繰り返しになってしまうのでは……と考えてしまうのです。
2199から2202へ至る過程で「変えた」ことに意味があった、と考える私にとって、2202から2205へと至る過程で「変えない」ということは、これで果たして新作をやる意味があるのか? と疑問に思ってしまうほどの残念な結果に他なりませんでした。
とはいえ、新作に対しては常に期待が膨らむもの。福井さんが2202とはまた異なる「ヤマト」の姿を見せてくれると期待して、今回は「少し残念」とまとめておきたいと思います。
「2202の続編」より楽しみなこと
さて、今回の会報ではもう一つの情報が出ました。それは、『ヤマトマガジン』の次号以降に掲載される(?)予定の新作オリジナル小説『アクエリアス・アルゴリズム』(仮)です。
「SF作家」の肩書きを持つ高島雄哉さんが連載する予定のこの作品は、旧作世界線の西暦2215年を舞台にした小説で、沈んだヤマトを探索する古代進、が描かれるようです。
これまでファンの二次創作の対象にもなってきた「『完結編』と『復活篇』を結ぶ」ストーリーが、ついに公式の「正史」として登場してくるということになります。
どう完結編から繋がり、どう復活篇へと繋がるのか。
「新しいヤマト」に飢えている私としては、よっぽどこちらの方が期待値が高まりました。
シリーズとしては珍しい「ヤマトが動いていないヤマト」。楽しみにしたいと思います。
高島さんはSF考証の仕事もされているようですが、果たして2205には関わる予定はあるのか……も気になりますね。
が、SF考証でいえば、福井さんが続投ということで、小倉さんも続投の可能性が高いです。小倉さん、2202では副監督との対立から思うように仕事ができなかったはずです(どちらのせいかは私には判断しかねますが)よね。ただ2202はSFファンから批判の対象となってしまったため、小倉さんにとっては良い思い出のある作品ではないでしょうから、続投されるのか? は個人的には微妙なところだと考えています。
ともあれ、2205がSFファンにも納得してもらえる作品になることを、今は期待したいと思います。
以上、あの頃読んでくださっていたどなたかに届いていることを祈って、今回の記事は終わりとします。
新作に期待を込めて、この記事はスペース込みで2205字にまとめました。たった2000字強ですが、久しぶりだと慣れませんね。
ありがとうございました。