こんにちは。ymtetcです。
ゴルバのテーマも高らかに、『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』の「超特報」が公開されました。
構成としては『2202』最初の特報に近いものですが、今回はこれに安田賢司監督のショートインタビューが加えられており、この点が「超」に繋がっているものと思われます。
では、今日はこの「超特報」を簡単に見ていきましょう。
〇安田賢司監督のインタビュー
今回、『宇宙戦艦ヤマト2205 新たなる旅立ち』の監督を務めさせていただきます、安田賢司です。
Q:その見どころは?
『新たなる旅立ち』のリメイクではありながら、旧作には登場しない、別のタイトルで登場するヤマトのキャラクターが登場してきたりといったことがありつつ、さらに今までは「地球対別の星」だったのが、そこが今回は新人クルーが入ることによって、起こる出来事も多いですし、柱となる物語もいくつもあって。
旧劇場版の見どころも盛り込みつつ、新しい驚きもたくさん加えられているかと思いますので、楽しみにしてください。
ざっくりと文字起こしをしてみました。
内容としてはこれまで『ヤマトマガジン』で明かされていた部分も少なくなく、それが今回の動画で公表された、と考えた方がいいのかなと思います。
概要としては、太字で表現した
- 『新たなる旅立ち』のリメイク
- 旧作の別タイトルで登場するキャラクターの登場
- 柱となる物語が複数存在する
- 「旧劇場版」の見どころを継承しつつ、新しい驚きを加える
の四つがポイントですね。
「旧作には登場しない、別のタイトルで登場するヤマトのキャラクター」は、代表的なところでいくと土門竜介(『ヤマトⅢ』)でしょうか。彼は古代進に代わる新世代の主人公になり損ねたキャラクターですので、彼の物語は『2205』の一つの軸になっていくものと思います。また、他にもサプライズ的なキャラクター(それこそ、揚羽やサーシャなど)の登場があるかもしれませんね。
「柱となる物語もいくつもあって」は、現時点で考え得るものとしては、
あたりが挙げられます。この複数の物語に優先順位をつけながら、脚本が組み立てられているものと思います。また、今回も作品のテーマは一つになるでしょう。とすれば、サブタイトルである「新たなる旅立ち」をそれぞれの立場で実現していくことが、『2205』の物語の核になるものと思われます。
ただ、安田さんの言う「今までは『地球対別の星』だった」は少し疑問が残ります。それは旧作の『新たなる旅立ち』がそもそもその構図をとっていないからです。これまでになかった構図を盛り込んだというよりも、「旧『新たなる旅立ち』が持っていた特殊な構図をさらに強化した」の方が正しいような気がしますが、これは作品を観てみないことには分かりません。
また、安田さんの言う「旧劇場版」が何を指すのかも分かりません。動画では『2199』と『2202』のことを指していることになっていますが、『2199』『2202』は順当に表現するなら「前作」であり、「旧」の言葉が当てはまるのかどうか。前後を聞いてみないことには分かりませんが、旧『新たなる』を指していると考えた方が言葉の表現としては妥当なのかなと思います。
ということで、ざっくりと安田監督のインタビューを読んでみました。監督の作品語りは作品理解を深めてくれるので、今後も積極的に展開してもらえたら嬉しいですね。
〇「特報」映像
先述した通り、映像としては『2202』の最初の特報と同じようなものでした。
こう見ると、『2202』よりも情報量が少ないですね(笑)。
今回はイスカンダル(?)の上空に出現するゴルバの映像のみでした。
やや旧作第一作のワープを思わせるエフェクトで出現しています。
気になったのが、イスカンダル(?)の作画ですね。これがイスカンダルだとすれば、『2199』以来の作画とはやや異なる感じ、さらに言えば、旧作のアナログな雰囲気に近い感じがします。監督が違うとはいえ同じジーベックで作っていた『2199』『2202』でしたが、『2205』はスタジオも変わるということで、その辺りの作画も雰囲気が変わるかもしれないな、と思いました。
今回の映像から一つ予想できるとすれば、ゴルバの襲来が起きるなら序盤かな、といった程度です。旧作のそのままをやっても面白くないですし、意外性を出すために旧作の決戦を序盤に移動させ、その後に旧作以上のスケールの物語を展開するのが無難かなと思います。
旧作の要素を上手く踏み台にしながら、新しい物語を展開できれば、盛り上がるリメイクにはなるんじゃないかと思います。
〇おわりに
今日は「超特報」をざっくりと見てきました。
「柱となる物語」が複数ある、という情報が明確化されたことで、少し『2205』への理解が深まりましたね。「柱となる物語」に新たなクルーの要素が絡んでくるとのことですから、『2199』『2202』とも違う展開、そして、古代進に代わる中核キャラクターを描き切ることができなかった『新たなる』『ヤマトⅢ』のリベンジにも期待したいところです。
<サブブログ更新しました>
定期更新としては、今回が最終回です。主題歌を取り上げています。
『月がきれい』の主題歌は「月がきれい」でした。『宇宙戦艦ヤマト』の主題歌が「宇宙戦艦ヤマト」であるように、です。
「月がきれい」は固有名詞ではないので同一視はできませんが、それでも、作品のタイトルが主題歌のタイトルとなっているのはとても気持ちがいいものです。