こんにちは。ymtetcです。
コメントで「西崎義展」さんを核とする現代ヤマトの構図そのものに問題がある、との指摘がありました。
私自身、例の裁判に対する知識はWikipedia、5ch、個人サイトくらいの知識しかありませんが、それ故か、西崎さんを原作者とすることにあまり違和感はありません。
ただ、思い返すのは、『ヤマト』は「松本零士アニメ」との分類のもとで生き残ってきた側面があることです。
つまり、『999』と同じジャンルに組み込まれることで、『ヤマト』は一定程度の知名度を保っていた側面がありました。
今日は、そのことについて考えます。
もちろん、権利的な面だけでなく実質的な面でも「原作:松本零士」の構図は非現実的に見えるでしょうし、現在のファンは、『ヤマト』が松本零士ジャンルに括られるのは違和感もあると思います。しかし、旧作自身、松本零士さんのネームバリューを利用してプロモーションしてきた過去もあります。
今のヤマトの課題は「ジャンル」がないことです。『ガンダム』のように単独ジャンルではありませんし、「SF」に含めると古典となります。SFファンも、今更『ヤマト』は観ないでしょう。
とすると、一つ有力なのが「松本零士アニメ」なのです。
『999』は紛れもない大作・名作です。「『999』が面白いから『ヤマト』も面白いのでは」。そんな形で『ヤマト』に入ってくる人が出てくる可能性もあります。『999』と同じジャンルに組み込まれることで、草の根的にファン層を拡大できるかもしれませんね。