ymtetcのブログ

偶数日に『宇宙戦艦ヤマト』を考えるブログです。

「旧作至上主義者」の功績【本日はお休み】

こんにちは。ymtetcです。

本日は体調不良のため、おやすみです。

ちょうどよくWBC休暇にでもしたいところですが、お仕事には行ってきます(笑)。

 

かつて「旧作至上主義者」と呼ばれたような、リメイク批判&旧作賞賛を行う人たちが、最近はやや批判される傾向にある気がします。

彼らが批判される要因は今日はおいておきます。

ただ、旧作に再び光を当てる存在としては、「旧作至上主義者」と批判されるような立場の人々には大きな功績があると思います。

現在のリメイクのファン層には、旧作とリメイク双方のファンが少なくないと思いますが、実はそうしたファンが、旧作を再評価することは稀なのです。それに対して、旧作のみのファンは、当時の資料や映像をもとに、とても丁寧に旧作の再評価を行っています。

その理由は、旧作のアクセスの悪さにあると思います。

そもそも公式が旧作に触れることはほとんどありません。その上、ファンが旧作に触れたくても、円盤を入手するほかありません。円盤を入手するにしても、手間のかかりにくい劇場版はともかく、3つのテレビシリーズまで揃えることは容易ではありません。

現に私も、リメイクにあたって順次『さらば』『新たなる旅立ち』『ヤマトよ永遠に』は手元に置いたのですが、テレビシリーズには手が出ていません(笑)。しかも、タップ一つで再生可能なリメイクに比べ、プレーヤーを起動してディスクを云々の作業を行わなければならない旧作では、微妙な差があります。結果、日常的に触れる『ヤマト』はリメイクになってしまう。

環境的には、リメイクよりも旧作の方が圧倒的に不利と言えます。

この不利を容易に乗り越えてくれるのが、リメイクよりも圧倒的に旧作が好きな人たちだと思います。旧作に再び光を当て、発信してくれるという意味では、彼らにも大きな功績があるのではないでしょうか。

上から目線を重ねることになりますが、『2199』進行中の「思い出補正」的な、旧作のストーリーすら怪しい内容の「旧作age、リメイクsage」よりは、今の旧作賞賛はとてもレベルが高く思えますね。私は彼らを批判する気には、あまりなれません。