こんにちは。ymtetcです。
先日、UVERworldの主題歌について考えていた際、改めて思ったことがあります。
それは「ヤマトって戦争ものじゃないよね」です。
もちろん、ヤマトの中では戦いのシーンも戦争の描写もありますが、本質はそこにはないと思います。
では、ヤマトの本質はどこにあるか。
福井さんは「人間性の肯定」にあると考えて、2202以降のヤマトを作っています。
ただ、これは、旧作ヤマトの続編群をリメイクする視点としては優れているものの、それだけではヤマトにはなりません。
そこで提案したいのが、「旅物語を突き詰める」ことです。
RPGゲームを土台にした「なろう小説」が数年前には一定の地位を占めていたように、冒険や旅といったテーマは現代でも通用するでしょう。
しかし、意外にも第一作『ヤマト』のような、とても大きな組織が旅をする物語は少ない。そこに『ヤマト』が付け入る隙があると思います。
『宇宙戦艦ヤマト』のタイトルを聞くと、少なからず人は戦争ものを予期すると思いますが、少なくとも第一作は「旅物語」と呼んで差し支えありません。旅物語の方向性を突き詰めることで、ある意味でイメージとのギャップが生まれ、人々を惹きつけることもできるかもしれません。
「旅」の要素は福井ヤマトではあまり注目されなかった部分なので、ここは『Ⅲ』のリメイクでもある『3199』に注目したいですね。